研究課題/領域番号 |
19K12566
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 名古屋学院大学 |
研究代表者 |
山本 真嗣 名古屋学院大学, 外国語学部, 教授 (70529940)
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研究分担者 |
長尾 光悦 北海道情報大学, 経営情報学部, 教授 (30343015)
P.R. Morrow 名古屋学院大学, 外国語学部, 教授 (70288447)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 人口統計データ / 着地型観光 / 旅行者属性 / モバイル空間統計 / 携帯電話 / 位置情報 |
研究開始時の研究の概要 |
当研究は,モバイル空間統計やアクセス解析などの ICT サービスを活用し,旅行者属性(性別・年代・居住地)ごとの行動分析と着地型観光への誘客手法を実現するため,旅行者の情報探索・観光行動をモデル化する。さらに,その誘客効果も属性ごとに検証する。事業期間内に旅行者属性ごとの観光行動・情報探索パターンのモデル化を完了し,そのモデル確立をもとに着地型観光誘客システム構築の基礎とする。旅行者の情報探索・観光行動に関する行動仮説を立て,旅行者の情報探索・観光行動プロセスを実証的に調査研究・比較分析し,得られたデータから旅行者の属性ごとの標準的行動パターンを解明してモデル化する。
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研究成果の概要 |
当研究は,訪日外国人旅行者の行動特性を日本人旅行者のそれと比較し,外国人旅行者を効果的に着地型観光へ誘客する手法の構築を目的としていた。当初計画においては,旅行者属性(性別・年代・居住地)ごとの行動分析と,着地型観光への誘客手法を実現することを企図していたが,新型コロナウイルス感染症の人流への影響を受け,調査対象地人口の推移と属性を検証し,新型コロナウイルス感染症の影響及びその回復過程を考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当初の計画を大幅に軌道修正することを迫られたが,結果的にパンデミックが観光地に及ぼす影響とその回復過程を明らかにすることができた。2020年は,どのエリアもパンデミックの影響による人口の減少が観察され,特に4月に減少が顕著であった。パンデミックの影響にもかかわらず,京都駅や大阪駅などの商業地では,2020年10月には減少した人口が概ね回復した。一方で,清水寺などの観光地では,人流の回復が弱い傾向が示された。2022年には,調査対象地における観光需要がほぼ回復していることが確認された。
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