研究課題/領域番号 |
19K12568
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
|
研究機関 | 大阪経済大学 |
研究代表者 |
相原 正道 大阪経済大学, 人間科学部, 教授 (10636096)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
|
キーワード | メガスポーツイベント / ツーリズム / GPS / デジタル動態調査 / ネガティブデータ / ラグビーワールドカップ / スポーツツーリズム / デジタル動向調査 |
研究開始時の研究の概要 |
日本はゴールデンスポーツイヤーズを迎えるが、メガスポーツイベントの動態調査においては従来のアナログ形式の調査しかしていないのが現状である。メガスポーツイベント調査もデジタル調査に移行すべきだ。高精度位置情報(GPS)データというデジタルな動態調査手法を活用することできる。そこで、本研究では、メガスポーツイベントの観客を対象にGPSデータを用いた動態調査を実施し、偶発的・無形・ネガティブなデータをより精緻に把握する。ゴールデンスポーツイヤーズの先駆けとなる2019年にラグビーワールドカップ大会における花園ラグビー場(東大阪市)の観客のツーリズム状況を把握する。
|
研究成果の概要 |
本研究では、2019年ラグビーワールドカップ(RWC)の東大阪市花園ラグビースタジアムにおける観客の動的調査を実施した。位置情報のビッグデータを使用して、観客の属性を含む9つの項目において、東大阪市の居住者を除き、試合日(試合の前後の日を除く)に、花園ラグビースタジアムで60分以上の滞在者と、15分以上の滞在者を比較した。動的調査の結果、RWCは大阪市内外での立ち寄りが限られていた近畿地方を中心に、20、40および50歳の男性観光客を多く惹きつけた。RWCとは関係のない観光地での立ち寄りは少なかったが、これは立ち寄りなしで試合を観戦するためだけに日帰り旅行で訪問していたためである。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
GDPの約10%を占めている世界のツーリズム産業の拡充は経済の活性化、雇用の創出に貢献するとされており、社会経済を発展させる重要な産業へと発展した。日本は2019年ラグビーワールドカップ、2020年には東京オリンピック・パラリンピック競技大会というメガスポーツイベントが連続的に開催される。観光庁も「スポーツツーリズム推進基本方針」を2011年6月に取りまとめ、日本国内におけるスポーツを観光資源として捉え、国内観光振興やインバウンド拡大の促進に注力している。今後、日本で開催されるスポーツイベントを観光資源として捉え、どのように外国人観光客を増やしていくかが重点課題となっている。
|