研究課題/領域番号 |
19K12657
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
多田羅 景太 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 助教 (00504250)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ジェネリック製品 / リプロダクト / 模倣品家具 / 家具デザイン / 模倣品問題 |
研究開始時の研究の概要 |
近年インターネットなどを通して家具の模倣品を目にする機会が増加している。これらは20世紀前半から中頃にかけて著名なデザイナーや建築家によってデザインされたものが中心であるが、日本の意匠法における最長20年間のデザイン保護期間を超えていることを前提に販売されている。 司法の視点から模倣品問題が扱われる際には、表面的な形状の類似に焦点が当たりがちであるが、プロダクトデザインの本質は完成された製品の外観のみにあるものではない。本研究では表面的で安易な外観の模倣が元となる作品の本質的な価値を脅かす点について、プロダクトデザインの視点から論点を明確に示すことを目指す。
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研究実績の概要 |
本研究は2019年度から2021年度の3年間にわたって実施する計画であったが、COVID-19の影響もあり予定通り研究が進んでいないため、研究機関を延長している。しかしながら2023年においても、円安の影響で研究資材である輸入家具が高騰しているため手に入りにくい状況であり、当初の予定に従って研究を進めることができていない。 またデンマークを含む国内外での現地調査についても実施できていない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19によるパンデミック期間乳は模倣品家具の主な生産地である中国での生産が滞っており、予定していた模倣品モデルを入手することが困難な状況であったが、現在は記録的な円安の影響もあり研究資材である輸入家具が高騰している。正規品の入手や借用が困難であり、調査が滞っている。 また、延期していたデンマークでの現地調査についても現在までのところ実施できていない。
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今後の研究の推進方策 |
COVID-19の影響による調査対象モデルの未入手や国内外での現地調査が実施できなかったことにより研究計画に大幅な遅れが生じている。当初の研究期間であった2019年度から2021年度を2023年まで延長したが、研究を進捗させることができなかった。2024年度に入り物流問題は解消されているが、記録的な円安の影響で海外からの研究資材が入手しづらい状況である。可能な範囲となるが、これまでの遅れを取り戻すべく研究を進めていきたいと考える。
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