研究課題/領域番号 |
19K12675
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 大分工業高等専門学校 |
研究代表者 |
田中 孝典 大分工業高等専門学校, 都市・環境工学科, 教授 (10450149)
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研究分担者 |
徳安 達士 福岡工業大学, 情報工学部, 教授 (50435492)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 歩行者 / 走行自転車 / 自転車歩行者道 / 危険感知 / 危険感知率 |
研究開始時の研究の概要 |
自転車と歩行者の混合交通を許した走行空間として我が国で普及している自転車歩行者道(以下,自歩道)での自転車と歩行者の接触事故が社会問題として広く認知されている.その接触事故には,自転車接近に伴う歩行者の危険に対する感覚(以下,危険感知)が関与していると考えられ,歩行者の危険感知の現れ方は自歩道上の環境条件によって異なると考えられる.そこで本研究は,自歩道の環境要素(幅員や街路樹など)の設置条件が歩行者の危険感知にどのように関与するかの予測モデルを構築する.
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研究成果の概要 |
本研究では,被験者がヘッド・マウント・ディスプレイを介して歩道上で走行自転車とすれ違う3次元化された映像および同映像を基に制作したバーチャルリアリティーの映像を視聴することにより,被験者に走行自転車とすれ違いを疑似体験させる.次に,被験者が走行自転車とのすれ違い疑似体験により危険を感知したデータを用いたロジスティック回帰モデルにより歩行者の危険感知について検討した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実験の動画映像およびVR映像の実験結果を用いて変数選択法の変数減少法によるロジスティック回帰分析を実施した結果,論理性および説明力の観点から自転車歩行者道上において走行自転車とすれ違う歩行者の危険感知の予測モデルの適合性は良好であった.VR映像による予測式から走行自転車と前方ですれ違う場合には,すれ違う間隔が1.4m以上,後方からの場合には,すれ違う間隔が1.7m以上であれば,危険を感知する歩行者は少ないことが示された.
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