研究課題/領域番号 |
19K12676
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
永幡 幸司 福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (50312765)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | サウンドスケープ / ISO 12913シリーズ / ISO/TS 12913-2 / 評価尺度 / affective quality / 感情の円環モデル / サウンドウォーク / Circumplex model / サウンドスケープの評価尺度 / ISO 12913 シリーズ / Affective Quality / Arousal / Eventfulness / Pleasantness / 印象評価尺度 / サーカンプレックスモデル / pleasantness / eventfulness / 日本語版音環境印象評価尺度 / 翻訳可能性 |
研究開始時の研究の概要 |
サウンドスケープ研究で用いる音環境の印象評価尺度等,言語を用いた調査手法について,その日本語版を作成することを通して,国際標準化を行う中で問題となっている,サウンドスケープ研究の評価尺度等の言語依存性,翻訳可能性の問題の検討を行う。併せて,サウンドスケープ研究における心理音響指標の測定・算出の必要性についての検討を行う。
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研究成果の概要 |
ISO/TS 12913-2:2018でサウンドスケープの主観評価の尺度として提案されたPerceived Affective Qualityの尺度(PAQS)について,日本語への翻訳可能性と,翻訳の妥当性について検討した。その結果,この尺度は感情属性についての尺度と認知属性に関する尺度が混在した構成となっており,心理学的に正しい意味でのAffective Qualityの尺度となっていないため,尺度そのものの修正が必要であることを明らかにした。その上で,現状の尺度を当面使い続けるのであれば,その際に使用するための日本語版PAQSを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ISO/TS 12913-2が提案するサウンドスケープの主観的評価尺度は,これまで数多くの言語に翻訳され用いられてきたが,その翻訳妥当性が十分に確認されることはほとんどなかった。そのような状況下で,本研究を遂行したことで,国際的にこの尺度の翻訳可能性と翻訳の妥当性についての関心が高まり,国際的な共同研究につながった。また,翻訳以前の尺度自体の問題が明らかになったことで,この点についての議論も活発化してきている。
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