研究課題/領域番号 |
19K12678
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
佐藤 浩一郎 千葉大学, デザイン・リサーチ・インスティテュート, 准教授 (40598330)
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研究分担者 |
寺内 文雄 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (30261887)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Generative Design / Additive Manufacturing / DfAM / Shape generation method / 創発デザイン / デザイン科学 / Diverse Solutions / Emergence / Morphogenesis / Curved Surface Shape / Novel Solution / Generative Desig / Design Science / Emergent Design |
研究開始時の研究の概要 |
近年、知的処理能力の機械化の1つとしてGenerative Design (GD)が台頭してきている。GDは、人間が実行することが難しい膨大な計算から新奇性に富むデザイン解を計算機上で導出することを可能としている。 GD研究は、主に建築領域で多くの報告がなされているが、デザイン領域における研究報告は少なく、発展が遅れている。その要因の1つとして、GDの学術的基盤となる枠組みがなく、体系的な視点やそれらに基づく手段が不足していることが挙げられる。 本研究課題では、GD研究における学術的基盤となりうる枠組みの基礎構築とその枠組みに基づく手段としてのデザインシステムの提案と事例適用を行う。
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研究成果の概要 |
本研究では,人間が実行することが難しい膨大な計算から新奇性に富むデザイン解を導出できるGenerative Design(GD)研究における学術的基盤となりうる枠組みの基礎構築とその枠組みに基づいた形や構造のデザインシステムの提案を行った.具体的には,創発性と最適性を主体とした枠組みを提案するとともに,新奇性や多様性を創出する創発性を主としたGD研究における多様な形状を生成するための3種類の手法を提案し,その有用性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で示されたGD研究の枠組みを明示したことで,他の研究者におけるGD研究の指針としての利用や同枠組みに基づく手法や知見の蓄積により,学術面での同研究領域の発展が期待できる.また,GD研究における手法が蓄積されていくことで,Additive Manufacturingとの連携も促進され,機能面や意匠面において新奇性や多様性に富む人工物のデザインが可能になる.その結果,産業面における新たな付加価値を持つ人工物デザインの一助となることが考えられる.
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