研究課題/領域番号 |
19K12680
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
松本 裕司 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 助教 (60379071)
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研究分担者 |
仲 隆介 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 教授 (10198020)
LI ANDREW 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 准教授 (30756945)
三村 充 京都工芸繊維大学, 情報工学・人間科学系, 助教 (70379072)
前 稔文 大分工業高等専門学校, 都市・環境工学科, 准教授 (90318171)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | デザイン教育 / プログラミング / IT / 情報教育 / アルゴリズミックデザイン / コンピューテーショナルデザイン / デジタルファブリケーション / コンピュテーショナルデザイン / アルゴルズミックデザイン |
研究開始時の研究の概要 |
世の中のニーズに比べてITに強いデザイナーが大幅に不足していることを発端的な動機として、デザイン業界におけるIT教育の充実を目指す。計算機言語を用いた新たな手法であるアルゴリズミックデザインの教育手法を模索する。
より具体的には、下記A~Eに焦点を当てる。 A.特殊なソフトウェアを必要としない教育コンテンツの開発、B.ローコストデジタルファブリケーション環境の開拓と連携、C.短期間での効率的なトレーニング手法の開発、D. webシステムとの連携による包括的手法の提案、E.コラボレーションメディアとしての計算機言語の可能性の模索
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研究成果の概要 |
本課題では、大きく1)高等専門学校でのVBAを用いたアルゴデ教育の導入、2)Excel VBAを用いたアルゴデ学習のカジュアル化、3)高校生対象のアルゴデオンデマンド学習コンテンツの制作、4)フィジカルインターフェイスを用いた共同パラメトリックデザインシステムの開発と運用、の4つの教育プログラムの開発と運用実験を行い、本課題の目的であるデザイン情報教育におけるアルゴリズミックデザインの有用性を示した。 また、ワークプレイスを対象とした二つのパラメトリックデザインシステムの開発と建築構造、建築BIMに関する一連の発展研究は、アルゴリズミックデザインを教材とした情報教育の可能性を示す成果である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
デザインとICTとの関りが増々深くなる現状に対して、プログラミングスキルを持ったデザイナーの育成が遅れている。現在、専門性が高く限られた人々によるマニアックな手法とされているアルゴリズミックデザインの一般性を高め、誰もが分かりやすく学べる教育プログラムの開発に取り組んだ。このことは、今後のデザイン情報教育の発展に貢献できる学術的かつ社会的な成果である。また、商業的な側面では、価値の多様化が進み、デジタル生産技術が発展することで、マスカスタマイゼーションへの期待が高まっている。本課題で取り組んだパラメトリックデザインシステムの開発は、多くの人が関与するデザインの大衆化に貢献できる成果である。
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