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超高齢社会に対応した触知性を組み込み可能にするユニバーサル・ピクトグラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K12685
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90010:デザイン学関連
研究機関岡山県立大学

研究代表者

上田 篤嗣  岡山県立大学, デザイン学部, 助教 (90382366)

研究分担者 滝本 裕則  岡山県立大学, 情報工学部, 准教授 (10413874)
澤田 陽一  岡山県立大学, 保健福祉学部, 助教 (50584265)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードピクトグラム(絵文字) / 触知行動評価 / 認知機能評価 / ピクトグラム(絵文字)
研究開始時の研究の概要

本研究では、習得が困難である点字等の手指サイズに対して比較的小さい触知ツールに代わる「触知ピクトグラム」の利用可能性を検討する。具体的には、(1)注意を惹きやすい形態特性をボトムアップ的に評価可能な計算論的モデル「顕著性マップ(Saliency Map)」の適用と、(2)意図や選好等の経験の蓄積によって無意識的に駆動されるトップダウン的に評価可能な視線計測の評価、そして、(3)視覚と触覚モダリティ間のミスマッチ、いわゆる「錯触」の特徴と程度の評価をもとに、(4)視覚情報のみならず触覚情報をも提供可能で、触知しやすく理解しやすいユニバーサル・ピクトグラムを制作・開発する。

研究成果の概要

本研究は中途視覚障害者の生活自立、社会参加および安全性の向上のみならず、その他のユーザーにも配慮したユニバーサル・ピクトグラムの実用化を検討することが最終目的である。今回は、ピクトグラムの「視認性の評価」および「触覚と視覚における誤差」を確認するための実験を行った。以上の結果から、視覚と触覚モダリティ間のサイズ感の相違の要素を抽出することができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

晴眼者だけではなく、本来、視覚サインを活用できない視覚障害者にも利用できるピクトグラムが実用化され、その制作ガイドラインが整えば、今後増加するであろう点字や触知図等の知識が不十分な中途視覚障害者の外出する機会や生活圏の拡大に貢献できる。同時に各自治体や諸施設等での利用や小中学校等の教育機関での活用が進むことで、ユニバーサル・デザインの展開、福祉教育にも大いに貢献できる。また当該ピクトグラムの実用化は、日本語の理解が難しい外国人等の利用者への用途や災害時に電気設備が使用できない状況において安全・災害対策にも寄与できる。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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