研究課題/領域番号 |
19K12687
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 杉野服飾大学 |
研究代表者 |
鈴木 桜子 杉野服飾大学, 服飾学部, 教授 (30459234)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | デザイン教育 / ファッション教育 / 洋裁 / 意匠 / 被服 / 家政学 / 女子教育 / 新制大学 / 意匠学 / 被服学 / 大学設置基準 / 被服教育 / デザイン理論 / 洋裁教育 / 教育制度 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は日本の大学ファッション教育における創作的衣服製作にかかわるデザイン教育の取り組みについて歴史的に明らかにするものである。その内容は、①衣服デザインの理論がどのように捉えられてきたか、②理論教育と技術教育の統合性の問題の検証、③教育制度におけるファッション教育とデザイン教育の関係と位置付け、である。本研究によって歴史的検証を踏まえることで、今日的課題であるデザイン理論の構築とデザイン教育の確立に向けての研究基盤を築いていく。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、日本の大学ファッション教育における創造的衣服製作にかかわるデザイン教育の取組について明らかにすることである。具体的な成果内容として①教育研究誌にみる意匠・デザインへの視点 ②教育図書にみるデザイン理論 ③理論教育と技術教育の統合性の問題を明らかにすることができた。これらは学会口頭発表として2件、論文・調査報告として2件発表した。また本研究に関する、第一次資料の蒐集およびその分析調査したものとして資料集として冊子にまとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代の高等教育における「デザイン」をめぐる解釈はさまざまであり、理論と実践の繋がりに統合性をもった教育が行われているか課題は依然として残されている。しかし「ファッション」と「デザイン」は人間生活に欠かせない最も身近なものであり、科学技術、経済、社会の発展と変化に応じて常に課題解決に向けられた関係にある。「ファッション」や「デザイン」が人間の生活を豊かにするものとしてある限り衣服製作の創造的表現の背後にはデザインの思想と理論が存在する。日本が和装から洋装へと衣文化を大きく変えて漸く100年を迎えようとする今日、衣服のデザインを改めて解釈し、そこから得る示唆は大きい。
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