研究課題/領域番号 |
19K12695
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
池田 潤 筑波大学, 人文社会系, 教授 (60288850)
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研究分担者 |
逸村 裕 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (50232418)
芳鐘 冬樹 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (30353428)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 学術誌 / 評価 / 指標 / 著者所属 / 多様性 / 著書所属 / 研究評価 / iMD / J-STAGE |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、科学技術振興機構のJ-STAGE所収の学術誌のメタデータを活用して、著者所属の多様性に着目した学術誌の評価指標であるiMD(index for Measuring Diversity)の算出方法開発と検証を行う。電子化されたメタデータからiMDを算出する過程を可能な限り自動化しつつ、iMDの計算式そのものを検証・改善することが本研究の直接的な目的であるが、それを通して、被引用数にもとづく定量的評価が難しかった学術誌についても新たな観点から定量的に評価することが可能で、それが個人や組織の研究力をより多面的、総合的に把握する一助となることを提示する。
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研究実績の概要 |
2022年度は最終年度となるため、引き続き、研究代表者、学術情報流通と計量書誌学を専門とする分担者およびiMDの開発に関わったURAが連携して、J-STAGEに収録されていない紙媒体の誌のiMDの算出を進め、算出されたiMDを分野別、言語別、国別、発行機関類型別、データベース別に集計したり、IFとの相関等を分析したりする予定であったが、研究代表者が新型コロナ感染症に罹患したことや副学長としての業務に追われたこともあり、紙媒体の学術誌のiMDの算出は思うように進まなった。そのような制約の中で、昨年度に開発したiMD算出ツール(https://imd.icrhs.tsukuba.ac.jp)を活用して数百件の算出結果をサーバに蓄積し、クラウドソーシングの手法で紙媒体の学術誌のiMの算出を可能な範囲で進めた。また、Web of Scienceに収録された学術誌の中からサンプリングした140誌のiMDを算出するのに必要なデータ(著者数、著者の所属機関数、所属機関の立地国数)を購入し、それらのiMDを算出するとともに、科研費の成果物を助成期間終了後も広く社会に供する体制を整えた。これらの成果を筑波大学人文社会国際比較研究機構のサーバーに設けたTSUKUBA indexサイト(https://icrhs.tsukuba.ac.jp/tsukuba-index/)に掲載した。さらに、これまでの研究成果を『情報の科学と技術』第73巻第1号で発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍の影響もあり、J-STAGEに収録されていない紙媒体の学術誌のiMDの算出が思うように進まなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度中に研究分担者の1名が退職し、研究協力者の1名が転出したので、それを埋める体制を早急に構築するとともに、引き続きクラウドソーシングの手法で紙媒体の学術誌のiMDの算出を進めていく。
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