研究課題/領域番号 |
19K12717
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
富澤 浩樹 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 講師 (60348315)
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研究分担者 |
阿部 昭博 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 教授 (70305291)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 震災関連資料 / デジタルアーカイブズ / OPAC連携 / 震災学習 / 震災ガイド / 情報システム / メタデータ / 地域情報化 / 循環型アーカイブ / 情報システム分析 / 動画データ / 復興ツーリズム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,被災地域で活動する「震災ガイド」に着目し,図書館の所蔵する震災関連資料の利用活性を目指したデジタルアーカイビングシステムの運用効率を向上させることを目的とする.具体的には,1)震災関連資料の利用活性に向けた既往研究を精査した上で,2)東日本大震災の震災ガイドが提供する情報をアーカイブする方法とともに,震災関連資料を用いた震災学習でそれらを利用するための方法について検討する.そして,3)学習プログラムと必要なシステムを開発して実証的に評価する.その上で,資料循環型デジタルアーカイビングシステムに求められる持続可能な運用モデルの構築と提案を目指す.
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研究成果の概要 |
本研究は,OPACで管理された震災関連資料(以下,資料)の利用活性を目的としてい る.そのために,システムに蓄積されたデータの利用可能性を探るとともに機能を見直すことで,循環型デジタルアーカイビングシステムの持続可能な運用に役立てる.本研究では,短期で実施可能な新たな震災学習プログラムを開発し,実証的に検証を行なった.その結果,短期・図書館外でも震災学習は実施可能であること,長期・短期のプログラムを組み合わせることでシステムの効率的な運用を見込めることが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,OPACで管理された資料の利活用場面として震災学習に着目し,その運用プログラムと,学習成果をアーカイビングするためのシステムについて一体的に検討し,そのプロトタイプの試用を通して運用の効率化を図った.同様の観点からの類似研究はほとんどなく,学術的意義は高いといえる.また,震災の記憶の風化が懸念される昨今,その社会的意義は大きいと考える.
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