コミュニケーションにおける言語情報と非言語情報の相対的重要性には文化差があり,多文化間コミュニケーションを妨げる一因となっている.本研究ではこの問題を解決するために,コミュニケーションにおける言語情報と非言語情報のバランスを定量化し,制御することを目的とする.項目1では言語・非言語バランスの定量化手法として,注意バイアスを利用した手法の有効性について実験的に検討する.項目2では言語・非言語バランスの制御手法について検討する.項目3では会話場面および多文化場面を用いて,上記手法の有効性について検討する.
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