研究課題/領域番号 |
19K12753
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
阿部 誠 信州大学, 学術研究院工学系, 准教授 (90604637)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ブルーライト / オレンジライト / 自律神経活動 / フリッカー値 / 生体医工学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,ディスプレイから発せられる色成分が生体に与える影響を,自律神経活動の変化に着目することで定量的に評価し,その影響のメカニズムを解明することを目的とする.特に,社会的関心が強く,また学術的にもその影響が懸念されるブルーライトの影響をより詳細に検証するとともに,まだ検証が行われていない他の色成分が生体に与える影響を定量的に評価する.そうすることで,さまざまな色成分のポジティヴな影響とネガティヴな影響を定量化することができ,必要な対策やガイドラインの制定等が行われることが期待される.
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研究成果の概要 |
本研究では,ディスプレイから発せられる色成分が,生体にどのような影響を与えるかを定量的に評価し,その影響のメカニズムを解明することを目的とした. 研究成果として,「ブルーライトは交感神経を刺激し,オレンジライトは副交感神経を刺激する」という仮説を支持する結果が得られた.しかしながら,ブルーライトは交感神経を刺激するものの,必ずしも不眠とつながるわけではなく,コンテンツの内容によって睡眠を妨害することに繋がる可能性が考えられる.また,ブルーライトが生体に及ぼす影響は,ブルーライトカットメガネによって抑制できる可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
映像の色成分のうち,ブルーライトについては,これまで多くの研究がなされてきたが,本研究のように,他の色成分についてもその影響を自律神経活動の側面から比較・評価した研究は少なく,学術的意義がある. 加えて,ブルーライトの影響を低減する手法の有効性を定量的に評価した点では,社会的意義が高いと考えられる.
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