研究課題/領域番号 |
19K12793
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
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研究機関 | 福井工業大学 |
研究代表者 |
古澤 和也 福井工業大学, 環境情報学部, 教授 (00510017)
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研究分担者 |
大能 俊久 福井工業大学, 環境情報学部, 准教授 (60390902)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 再生組織 / モデル実験系 / コラーゲン / 肝機能 / 尿素代謝 / 腸上皮 / 組織工学 / 生体材料 / 組織間相互作用 / 共培養 / コラーゲンゲル / 構造機能相関 / 腸-肝相互作用 / 再生腸上皮組織 / 再生肝組織 / インビトロ生体システム / 組織―組織間相互作用 / 階層構造 |
研究開始時の研究の概要 |
私たちのからだは心臓や肝臓などいろいろな組織や臓器でできています。これらの組織はお互いに協力することで、食べ物の消化、栄養の吸収、体内環境の維持、そして私たちのからだをリニューアルするなどの複雑な機能を生み出しています。このような、複雑な機能はどのようにして生まれるのでしょうか?この謎を解明するためには、組織と組織がどのように協力して、より複雑な機能を獲得するのかを知る必要があります。そのために、本研究では、細胞とゲル(ゼリー状の素材)を組み合わせることで人工的に肝組織や腸上皮組織を作り出します。そして、それぞれの組織を組み合わせることで、お互いの組織の協調性が現れるメカニズムを解明します。
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研究成果の概要 |
この研究では細胞とゼリー状の素材と一緒に培養して、肝臓や腸のミニチュアを作製し、それぞれを接着することでヒトの体内環境を培養容器中に再現する方法を開発しました。肝臓と腸のミニチュアを同じ培養容器内で接着させて培養すると、腸のミニチュアで代謝に関わる酵素(CYP3A4)が単純な培養皿での培養よりも強く作られることがわかりました。また、ゼリー状素材の形を変えて肝臓のミニチュア組織を作ると、そのかたちによって尿素代謝や血中成分の合成などの肝臓の機能を制御できることがわかりました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究の成果は、栄養成分や薬品など体に影響を及ぼす物質の性質をより生体内に近い環境で調べる実験方法の確立につながります。
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