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癌焼灼療法用発熱材としてのバイオメタルの評価・極小化と焼灼療法器具への応用

研究課題

研究課題/領域番号 19K12831
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90130:医用システム関連
研究機関立命館大学

研究代表者

中村 尚武  立命館大学, 総合科学技術研究機構, 上席研究員 (10066722)

研究分担者 新田 哲久  滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (40324587)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード5フレンチ / 導電性接着剤 / BMX / 焼灼 / 5フレンチ / マイクロヒーター / 生体肝臓 / 超小型化 / 小型軽量電源 / バイオメタル / 寒天ファントム / 発熱材の精査と評価 / プロトタイプの作成と評価 / 評価・極小化 / 適用試験
研究開始時の研究の概要

現在、主たる癌治療法は外科手術、抗癌剤投与、放射線照射であるといわれる。これらに加えて本庶佑先生の2018年ノーベル生理学・医学賞受賞に係る免疫療法も注目されている。しかし、これらの治療法の中には大型施設・設備や大型装置を必要とし、免疫薬も高額に及ぶものが多い。
経済的負担が比較的少ない治療法としては、歴史ある温熱療法が一定の治療効果をあげている。
本研究では、効果が立証されている癌温熱療法用の、新素材による安価な超小型発熱材を開発する。これを用いて低侵襲で簡便な癌焼灼器具を作成し、カテーテルにこれを挿入して、癌治療を試みる。また、この器具の地方都市、開発途上国への普及にも寄与する。

研究成果の概要

近年2人に1人は発症すると言われる癌の治療法として、古くから知られその効果が立証されている癌温熱療法に注目した。癌は60℃、持続時間10分程度の焼灼で治療効果が期待できる。その熱源としてバイオメタルファイバー(BMF)に注目した。BMFは本来電圧印加による収縮を活用する素材であるが、これを収縮に伴う発熱に注目し焼灼材とした。同時に、BMFを用いたヒーターを極小化するため、BMFを螺旋状に加工したバイオメタルヘリックス(BMX)を用いて、最終的に5フレンチカテーテルへの挿入も可能にした。これにより低侵襲の目的も達成した。安価な市販材料の活用により、国内のみならず発展途上国での治療も可能にした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の特徴は、目的達成のためにBMX、導電性接着剤という新素材を活用した所にある。これらの材料は市販品であり安価である。国内での治療には勿論、開発途上国での治療にも適用可能であると考えら、国際貢献にも繋がるものである。
また、現在市販されていないが直径(φ)0.03㎜マグネシウム合金細線(Mg細線)の存在がある。これが市販されれば、マイクロヒーター(MH)の更なる極小化が期待できる。
本研究で作成・評価したMHは当初7フレンチを目標に敷いていたが最終的に5フレンチへの挿入を可能にした。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 新たな生体用焼灼デバイスとしてバイオメタルの実用可能性2023

    • 著者名/発表者名
      永野冬樹、井上明星、茶谷祥平、今井勇伍、園田明永、向所賢一、新田哲久、中村尚武 、渡邉嘉之
    • 学会等名
      第52回日本IVR学会総会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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