研究課題/領域番号 |
19K12863
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90140:医療技術評価学関連
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研究機関 | 日本医療大学 (2020-2022) 名古屋大学 (2019) |
研究代表者 |
福山 篤司 日本医療大学, 保健医療学部, 准教授 (40452198)
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研究分担者 |
礒田 治夫 名古屋大学, 脳とこころの研究センター(保健), 教授 (40223060)
小山 修司 名古屋大学, 脳とこころの研究センター(保健), 准教授 (20242878)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 4D-flow MR撮像法 / パラレルイメージング技術 / 圧縮センシング技術 / 撮像時間短縮技術 / 空間的平均流速 / 最大流速 / 血流動態解析 / 4D flow MRI / 精度評価用流体ファントム / 模擬血管ファントム / velocity encoding(VENC) / 流速ベクトルの歪み / 流体ファントム / 拍動流 / velocity encoding(VENC) / 壁剪断応力 / 流体実験 / 3D cine pc MRI / 精度検証用流体ファントム |
研究開始時の研究の概要 |
MR装置を用いて血管内の血流速度を計測する方法と、そのデータを用いた血流動態解析の研究が国内外を問わず盛んに行われている。血流速度を正確に測定するためには、撮像時間が長くかかってしまい、被検者の大きな負担となってしまう。ここ数年、撮像時間短縮の革新的な技術が数多く開発され、血流速度計測の撮像方法にも使用出来る様になり、撮像時間短縮に効果をあげた。そこで本研究の目的は、我々が独自に考案した流体ファントムを用いて、撮像時間短縮技術を使用して取得したMR画像による血流動態解析の基礎的な精度検証を行い、臨床応用における有用性を明らかにすることである。
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研究成果の概要 |
磁気共鳴(Magnetic Resonance:MR)装置を用いた血流速度の計測とそのデータを用いた血流動態解析の研究が国内外を問わず盛んに行われ、臨床応用もされている。撮像技術に関しても、時間短縮の革新的な技術が数多く開発され、被検者の負担軽減に効果をあげた。 しかし、それらの精度検証はヒトボランティアで行われたものが多く、流体ファントムなどを用いて流速や流量の検証は行われていない。 本研究では精度検証が可能な独自に考案した流体ファントムを用いて、撮像時間短縮技術を使用した際の血流動態解析の精度を検証し、臨床応用における有用性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血流動態を非侵襲的に明らかにする4D-flow MR撮像は、撮像時間が大幅に延長し、被検者への負担も増大することから撮像時間短縮技術(パラレルイメージング・圧縮センシング)を併用した方法が取り入れられている。 本研究ではこれらにおける流速測定精度を明らかにし、臨床応用にも十分使用できることを証明した。また、精度検証に使用した流体ファントムは、前後方向・左右方向・頭足方向に流れる速度成分を独立して評価することができるため、精度検証用の標準ファントムとして採用されることが十分に期待できる。
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