研究課題/領域番号 |
19K12879
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
新見 道治 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 准教授 (20269088)
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研究分担者 |
山内 幸治 北九州工業高等専門学校, 生産デザイン工学科, 教授 (60270378)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 情報ハイディング / アルティメイトリンク / デジタルコンテンツ / 高付加価値化 / 印刷スキャン耐性 / 文字メディア / ユニバーサルデザイン / 電子コミックコンテンツ |
研究開始時の研究の概要 |
「紙面上の文字情報」にコンピュータ空間での「デジタルコンテンツ」をリンクさせるアルティメイトリンク技術を提案し、ICT技術に基づいた高機能フォントユニバーサルデザインを実現する。文字情報を補足説明するWebページを用意しておき、そのURLを文字情報へできるだけ視認性を損なうことなく重畳する。URLが重畳されたフォントはスマートフォン等のカメラからコンピュータ世界に取り込むと、コンテンツのURL情報が抽出でき、これによりブラウザ上に補足情報を表示することができる。URLのコンテンツを適切に設定すれば、弱視者に対しては文字コンテンツの認識をサポートし、さらに付加情報も提供することができる。
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研究成果の概要 |
現実世界において、言語として一つの意味を持った文字列(単語)に対して、コンピュータ世界の何らかのデジタルコンテンツをリンクする技術を、我々は「(ハイパーリンクのその上を行くような技術という意味で)アルティメイトリンク」と名付けている.このアルティメイトリンクを実現する二つの方法を研究した.一つは電子コミックに対してコミックコンテンツを高付加価値化させるシステム開発である.もう一つは,デジタルコンテンツを紙面に印刷,その後,撮影した画像データに対しても,頑健にフォント上に重畳したビット情報を抽出する技術である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電子コミックコンテンツの高付加価値化については,我々はコミックを読み進めていると,意味が分からない/意味があいまいな単語,あるいは登場人物の人間関係等,背景知識を知りたい状況が多々発生するので,本システムがあれば,コミックのより深いコンテンツの理解を助けることができる. 印刷スキャンに耐性を持つアルティメイトは,当初の研究目的である,弱視者のICT技術によるより便利な社会生活を支える技術になり得ると思われる.さらに晴眼者に対しても,有益な情報提供が可能となる.
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