研究課題/領域番号 |
19K12893
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
近藤 知子 杏林大学, 保健学部, 教授 (90274084)
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研究分担者 |
澤田 有希 帝京科学大学, 医療科学部, 講師 (40747995)
硯川 潤 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 福祉機器開発部, 研究室長 (50571577)
原田 祐輔 杏林大学, 保健学部, 助教 (60611001)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 人間工学 / リハビリテーション科学 / 福祉工学 / 福祉用具 / 支援機器 / 健康 / 作業療法学 / リハビリテーション科学・福祉工学 / 福祉用具・支援機器 / 健康・福祉工学 / 人間医工学 |
研究開始時の研究の概要 |
デジタルファブリケーション(DF)技術は,安全性・耐久性・復元性に優れ, リハビリテーション医療においても積極的に活用され始めている. しかし, 高齢者や障害者の生活の質を高めるために不可欠な自助具に対しては、適用対象となる心身機能や日常生活行為の範囲が不明確であり、また、DF技術を活用できる者も限られているため、十分に普及しているとはいえない。 そこで本研究では,3Dプリント自助具の適用範囲を明確化し,設計を簡易化するための形状テンプレートと設計フローチャートを作成することで、医療・介護専門職が、容易に3Dプリント自助具を設計・製作できるような教育プログラムを開発する.
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研究成果の概要 |
本研究は,医療・介護専門職が,3Dプリント自助具の適用範囲を知り,かつ最低限の工学的知識を習得することで,ユーザのニーズに応じた3Dプリント自助具を簡易に制作できる教育プログラムの開発することを目的とした.本研究では特に、自助具の適用評価・制作を行う機会の多い作業療法士に焦点を当て, 作業療法士による3Dプリント自助具制作の実態の調査を行うと共に, 3Dプリント自助具の特性・適用評価・制作手順の調査及び分析, 既存の3Dプリン自助具の工学的観点からの分析を行い, これらの結果をもとに作業療法を学ぶ学生のための3D自助具制作入門プログラムを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
福祉用具は,高齢者や障害者が安全かつ充実した日常生活や社会参加を行うために必要不可欠である.近年普及しつつあるデジタルファブリケーション(DF)技術は,安全性・耐久性・復元性に優れ,かつ,個々の身体形状や用途に合わせた造形を可能とするが, DF技術を活用できる医療・介護専門職は限られており,十分に普及しているとは言えない.本研究で開発された3D自助具制作入門プログラムを専門職養成プログラムに組み込み、3Dプリント自助具を簡易に設計・製作できる医療・介護専門職が増えることで,3Dプリント自助具を利活用する高齢者・障害者が増える可能性がある.
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