研究課題/領域番号 |
19K12901
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
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研究機関 | 東北学院大学 |
研究代表者 |
梶川 伸哉 東北学院大学, 工学部, 教授 (80290691)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 舌運動トレーニング / 粘弾性負荷 / オーラルディアドコキネシス / 舌トレーニング / 舌運動 / 粘性負荷 / 力制御 / ジョイスティック / 空気圧クッション / 舌機能トレーニング / 力覚フィードバック |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、舌の機能(運動、触力感覚)を定量的に評価する機器の開発とそれを利用した舌の機能改善のためのトレーニングシステムを構築することである。機能評価機器としては、口腔内と口腔外での運動を計測できるよう2種類の機器を開発する。口腔外では、ジョイスティック型のデバイスとし、操作量に対する力制御によるフィードバック機能を持たせる。口腔内では、複数の空気圧クッションを搭載したプレート型デバイスを製作し、クッション内圧から舌の位置、運動と力の計測を行う。また、これらのデバイスを利用したゲーム性の高いアプリケーションを製作し、負荷刺激に対する運動、力の反応を基に舌の機能評価を行う。
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研究成果の概要 |
舌は摂食・嚥下、構音で重要な役割を担っており、その機能維持には、可動域、力、形状制御能力の向上が重要である。本研究では、口腔内外の舌運動トレーニングシステムの開発を行った。口腔内運動では、口蓋プレートに貼り付けた複数の空気圧クッションを舌先で押す作業を採用した。口腔外運動では、粘弾性負荷を有する舌用ジョイスティックを開発し、それを用いた線画トレース、ブロック倒しゲームをトレーニングとして採用した。いずれも舌の運動状況のフィードバックがありモチベーション維持がしやすいゲーム性の高いものである。また、可動域、力、姿勢制御の向上、およびオーラルディアドコキネシスによる機能改善が確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
舌の運動機能の維持、向上は高齢者の健康を保つ上で重要であり、広く運動トレーニングが行われている。しかしながら、舌の能力やトレーニング効果を定量的に把握するシステムがない状況であった。そこで、本研究では、舌で操作するクッションスイッチ、およびスティック型操作器を開発し、その動きの計測から舌の運動機能の定量化を図った。これにより舌の運動機能の詳細な解析が可能となる。また、操作器に対する負荷(弾性および粘弾性)を与える機能も有することから、個々人の能力に応じたトレーニングの実施も可能となる。
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