研究課題/領域番号 |
19K12986
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分01050:美学および芸術論関連
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研究機関 | 昭和音楽大学 (2020-2022) 東京藝術大学 (2019) |
研究代表者 |
越懸澤 麻衣 昭和音楽大学, 大学院音楽研究科, 講師 (10755375)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 楽譜 / 日本における洋楽受容 / 音楽文化 / 洋楽受容 / ベートーヴェン / 音楽学 / 楽譜出版 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、明治・大正時代における楽譜の出版活動を解明することである。 とくに①各社の出版楽譜の種類、②作曲家との関係、③購買者との関係、に着目して考察する。 西洋音楽が時空間を超えて鳴り響くためには、楽譜という「メディア」が重要な役割を果たす。需要と供給のバランスの中で展開される楽譜出版の動向は、その時代の音楽界を映し出す鏡と言える。これまで全体像が見えていない当時の楽譜出版社業界の活動を明らかにすることで、異文化としての西洋音楽がわが国で普及していく過程を問う。
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研究成果の概要 |
主に明治時代から大正時代にかけて日本で出版された楽譜を調査した。楽譜が同時代の音楽文化にどのような影響を与えたのかや、同時代の音楽文化の潮流がいかに出版される楽譜に反映されていたのか、などを明らかにした。 当時の楽譜として知名度が高く重要な役割を果たしたと考えられる「セノオ楽譜」を中心的なテーマとして『大正時代の音楽文化とセノオ楽譜』(小鳥遊書房、2023年)を刊行し、この研究成果を広く公表することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
The study investigated music scores published in Japan mainly during the Meiji and Taisho periods. The study clarified how scores influenced the musical culture of the period and how the trends in the musical culture of the period were reflected in the published scores.
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