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東アジアにおける13世紀から16世紀のガラス生産技術に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K12997
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分01060:美術史関連
研究機関東京藝術大学

研究代表者

林 佳美  東京藝術大学, 大学院美術研究科, 大学院専門研究員 (10827025)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2019年度)
配分額 *注記
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
キーワードガラス / 東アジア / 生産 / 技術
研究開始時の研究の概要

人類が生み出した人工素材のひとつであるガラスは、その生産に高度な技術知識を要する。ガラスは東アジアにおける科学技術・産業技術の歴史を物語る物質文化のひとつとして研究に値する。
本研究では東アジアにおけるガラス工芸史の研究史上の空白期となっている13世紀から16世紀に着目する。本研究の目的は当期の東アジアにおけるガラス生産技術の発展・伝播・定着の過程を明らかにすることである。これによって、王朝の枠組みを超えて共有された「普遍性」と各王朝の「地域性」という両文脈から東アジアガラス工芸史の読み直しを図る。

研究実績の概要

本研究では、東アジアにおけるガラス工芸史の研究史上の空白期である13世紀から16世紀のガラス生産技術に着目する。かつて当期の日本は、現存作例の少なさゆえに「ガラスの歴史の上での暗黒時代」と評価されたこともあった。しかし、近年の発掘調査によって当期の検討材料は着実に増加しており、またガラスの原材料や成分組成に関する科学的研究が進められたことで東アジアの地域間交流に関する重要な手がかりが示されている。
本研究の目的は、近年の個別研究の成果を総合し、東アジアの広域的視野から13世紀から16世紀のガラス生産技術をとらえることで、その発展、伝播、定着の過程を解明し、王朝の枠組みを超えて共有された「普遍性」と各王朝の「地域性」の両文脈から東アジアのガラス工芸史を読み直すことである。
具体的な研究方法として、(i)現存作例の集成、(ii)国内外での実見調査、(iii)成分分析・実験製作を段階的に実施する予定である。初年度にあたる本年度は(i)を重点的に実施した。なお、当初の計画では、本年度に中国および韓国の出土・伝世資料の集成を行う予定であったが、2018年度から着手してきた日本出土・伝世資料の集成の拡充を優先した。とくに、沖縄県教育庁文化課『沖縄のガラス・玉等製品関係資料調査報告書』等にもとづき沖縄における出土・伝世資料について、中世墓資料集成研究会『中世墓資料集成』にもとづき全国の中世墓出土資料について大幅にデータを拡充することができた。現在も引き続きデータの整理を行っている。

報告書

(1件)
  • 2019 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 中国出土資料からみる博多第71次調査出土乳白色ガラス容器片2019

    • 著者名/発表者名
      林佳美
    • 学会等名
      日本ガラス工芸学会 2019年度大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 日本中世のガラス 2018・2019年度の調査をもとに2019

    • 著者名/発表者名
      林佳美
    • 学会等名
      東京文化財研究所 第8回文化財情報資料部研究会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2021-01-27  

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