研究課題/領域番号 |
19K13044
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分01080:科学社会学および科学技術史関連
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
森元 良太 北海道医療大学, リハビリテーション科学部, 准教授 (70648500)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 科学哲学 / 統計的仮説検定 / 有意性検定 / 仮説検定 / 統計的仮設検定 / 仮設検定 / 統計学の哲学 / フィッシャー / ネイマン / ピアソン |
研究開始時の研究の概要 |
統計的仮説検定は仮説を検定する一般的な方法だが、近年この検定法の誤解や誤用が氾濫 し、様々な分野で警鐘が鳴らされている。本研究では、「統計的仮説検定がなぜ誤解や誤用されるのか」という問いを科学 史・科学哲学の観点から考察する。そのため、フィッシャー流の有意性検定とネイマン‐ピ アソン流の仮説検定の前提、目的、適用範囲、意義などを科学哲学の観点から比較し、また二種類の検定法が統計的仮説検定へと混成された経緯について史的考察を加える。それにより、統計的仮説検定の誤解や誤用を正し、適切な使用法を提示する。
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研究成果の概要 |
統計的仮説検定は仮説を検定する一般的な方法だが、近年この検定法の誤解や誤用が氾濫し、さまざまな分野で警鐘が鳴らされている。統計的仮説検定はフィッシャー流の有意性検定とネイマン‐ピアソン流の仮説検定を混成した検定法である。フィッシャーとネイマン‐ピアソンは検定法に関する科学哲学的な論争を繰り広げた。この論争は解決をみずに終結し、現在でも科学哲学的問題は棚上げにされたままである。本研究では、統計的仮説検定の誤解や誤用される要因を究明するため科学史・科学哲学の観点から考察する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生物学や心理学などの統計解析を使用する分野では、科学哲学的な問題に踏込むよりも実用的な要請への対応が優先される。本研究は、統計的仮説検定の誤解と誤用に正面から向き合い、史的考察と哲学的分析を通じて、統計的仮説検定の適切な使用法を示す点が創造的であり、科学史・科学哲学のみならず統計教育の領域にも貢献できることが期待できる。
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