研究課題/領域番号 |
19K13064
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
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研究機関 | 玉川大学 |
研究代表者 |
鈴木 美穂 玉川大学, 文学部, 教授 (40547915)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 文学 / 作家の海外体験 / 西洋文化受容 / 美術 / ポスト占領期 / メディア / トラベルライティング / 批評 / 文学者 / 海外体験 / フランス / 西欧文化受容 / 美術言説 / 小林秀雄 / 脱占領期 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、脱占領期の文化状況が激変しながら海外渡航制限が続く中での西洋文化受容の問題を、海外体験を経てメディアを通じ、文化の発信源となった、文学者による美術言説に焦点をあてて検討・究明することを目的とする。渡航制限下で新聞社特派員として渡欧し、新聞・雑誌を舞台に西洋文化の発信者となった文学者の美術言説(批評・随筆等)を体系的に調査・検討し、実相を究明することで、〈戦後〉文化生成過程解明の研究基盤の構築を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究は、アジア・太平洋戦争後のポスト占領期に状況が激変した西洋文化受容の問題に関して、海外体験を基に文化の発信源となった文学者による美術言説に焦点をあて、新聞・雑誌メディアにおける美術言説および文学者の活動を実証的に調査・整理・検討・分析することで、西欧文化受容の実相解明を行った。それにより、戦後文化生成過程解明の端緒を開くことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義・社会的意義については、第一に戦後の作家の海外体験と文学の関係を提示したこと、第二に戦後の新聞・雑誌メディアにおける作家の文化発信という視点を提示したこと、第三に戦後文化生成過程解明の端緒を開いたこと、第四に批評研究の可能性を提示したことにある。
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