研究課題/領域番号 |
19K13114
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
皆川 祐太 上智大学, 文学研究科, 研究員 (60823333)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 植民地時代アメリカ / ピューリタン / ピューリタニズム / エドワード・テイラー / アメリカ詩 / ハーバード大学 / 初期アメリカ文学 / アメリカ文学 / 思想史 / 環大西洋 / 会衆派 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、アメリカ植民地時代の代表的な詩人、牧師であったEdward Taylor(1642~1729)の詩と思想を、これまであまり明らかにされてこなかった彼のイングランド時代からハーヴァード大学の学生であった時代に光を当て分析し、テイラーの初期の思想形成を、環大西洋を行き来するピューリタニズムの思想的ネットワークという観点より検証する。そして、植民地時代のアメリカにおける詩と思想を、こうした環大西洋ネットワークに位置づけることを目指す。
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研究成果の概要 |
エドワード・テイラーの初期の詩と思想を、環大西洋ネットワークという観点で考察する研究を予定していた。環大西洋ネットワークという点については在外研究の時間を十分確保することができなかったため、成果をあげることが困難だったが、彼の初期の詩作品を分析するという目標は部分的だが達成できた。その中で、これまで低く評価される傾向にあった、彼がハーバード大学に在籍していた時代に書いた詩作品の再評価をすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エドワード・テイラーという、植民地時代アメリカの重要な詩人の全体像を掴む上で不可欠な視点を提供することができた。例えば、テイラーに関する研究は、常に中期から後期に注目する傾向にあるので、初期の思想や詩については十分行われていないのが現状である。しかし、本研究においては彼の初期の作品に着目したので、これまで明らかにされてこなかった彼の詩的技巧に光を当てることが出来た。
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