研究課題/領域番号 |
19K13132
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02040:ヨーロッパ文学関連
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
小久保 真理江 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (00815277)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | イタリア / アメリカ / 文化 / 文学 / 20世紀 / 20世紀 / 芸術 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、20世紀前半のイタリアの作家や芸術家のアメリカ文化に対する眼差しに注目し、この時代のイタリアにおいてアメリカをめぐる言説や表象がどのように変化していったのかを明らかにする。20世紀前半のイタリアの作家や芸術家がどのようにアメリカについて語ったのか、そして自らの文学・芸術作品のなかでアメリカをどのように表象したのかを分析し、その変遷と時代背景との関わりを考察する。さらにアメリカ文化に対する眼差しの変遷が20世紀前半のイタリア文化の展開とどのように関わっているのかを明らかにする。
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研究成果の概要 |
20世紀前半のイタリアの作家や芸術家がアメリカ合衆国の社会・文化・人々についてどのように語り、アメリカをどのように表象したのかを調査・分析した。その上で、それらの言説・表象と時代背景との関係性や、モダニティに対する反応との関係性を明らかにした。さらに、20世紀前半のイタリアで幼少期・思春期を過ごし20世紀半ばから活躍しはじめた作家とアメリカ文化との関わりについても調査・分析した。その上で、幼少期・青年期におけるアメリカ文化の受容がその後の活動に与えている影響を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
20世紀前半のイタリアにおけるアメリカをめぐる言説・表象に関しては、1930年代から1940年代前半にかけての左翼知識人のアメリカ文学への傾倒がよく知られており、それについては多くの先行研究が存在するが、文学以外の領域やその前後の時代については十分に注目されてこなかった。領域や時代の枠を超え、より広い視座からアメリカをめぐる言説と表象の複雑な様相と変遷に光を当てたことに本研究の学術的な意義がある。
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