研究課題/領域番号 |
19K13201
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02070:日本語学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
ヘネシー クリストファー 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(総合グローバル), 准教授 (50727732)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 日本語学 / 方言学 / 方言意識 / Japanese linguistics / dialect / perceptual dialectology / language regard / 北陸 / 方言 / dialect regard / 北陸方言 |
研究開始時の研究の概要 |
筆者は、日本の地方に住む外国人の増加傾向を踏まえ、福井県内在住外国人及び福井方言話者を対象に複数の小規模な方言意識研究を行ってきた。両研究は、生育地方言よりも関西弁や共通語を好む結果を示したが、より大規模な研究が必要である。そこで、北陸地域全体の在住外国人及び各地域の方言話者を対象に、北陸地域の方言、関西弁及び共通語に対する人々の意識の研究を行う。この研究により、北陸地域に在住する人の北陸地域の方言、関西弁及び共通語に対する意識をより詳細に理解する、日本の地方在住外国人の方言意識という研究分野を開拓する、日本人の地方方言に関する心理や外国人の方言教育・学習等について幅広く考察する。
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研究実績の概要 |
新型コロナウイルス感染症の流行により、本研究は対面の調査からオンライン調査へ移動した。福井県の嶺北地域で行なった量的なオンラインで行うパイロット調査のデータを収集したが、福井県以外のところでデータを収集し、論文発表に向け準備中である。北陸地方の5つの方言地域(嶺南(福井県)、加賀(石川県)、能登(石川県)、呉東(富山県)、呉西(富山県))のオンラインでのアンケート調査を行っています。
収集した外国人労働者からのデータ分析に基づいて、2023年度に対面でのインタビューも福井県内で8人の外国人労働者に対する対面インタビューを行った。そのインタビュー・データにより外国人介護士と地方の方言の関係についてより理解できた。主な大事な結果テーマは職場での方言使用必要性と来日する前に適切な現地での方言の日本語教育の必要性であった。そのように、特にに日本語教育に貢献できる結果と考えられる。インタビュー調査のデータ分析により国内学会で口頭発表を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
昨年新型コロナウイルス感染症の影響により、北陸の6つの方言地域対象地域(嶺南(福井県)、嶺北(福井県)、加賀(石川県)、能登(石川県)、呉東(富山県)、呉西(富山県))に行き公共の場にて体面的なアンケート調査を行うことが難しくなったため、オンラインで行う準備とパイロット調査の時間が必要であった。上記に書いたように福井県の嶺北地域で行なった量的なオンラインで行うパイロット調査のデータを収集したが、2023年度に思ったよりオンラインでの対象者募集が難しかった。今年度はオンラインと対面での調査を行う予定である。
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今後の研究の推進方策 |
上記に書いたようにこれから調査がオンラインと対面で行い、他の地域で進める予定である。今年も論文を一本行うつもりである。
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