研究課題/領域番号 |
19K13212
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02070:日本語学関連
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研究機関 | 明治大学 (2023) 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所 (2019-2022) |
研究代表者 |
八木下 孝雄 明治大学, 文学部, 助教 (30823413)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 翻訳を由来とする表現 / 欧文訓読 / 直訳的表現 / 欧文直訳的表現 / 明治期英語教科書 / 近代日本語 / 日本語史 |
研究開始時の研究の概要 |
欧文を直訳したような表現である「欧文直訳的表現」は、近代日本語成立の一因とされるが、未だ究明すべき点が多い。本研究では、「欧文直訳的表現」の成立過程において、明治期の英語教科書の翻訳本で行われていた、「欧文訓読」という訳出法の調査・分析を行う。これは、これまでの研究から、「欧文直訳的表現」が「欧文訓読」により成立しているとされるからである。具体的には、明治期の英語教科書の翻訳本を資料として、原文と訳文を対照させたデータベースを作成し、それをもとに「欧文訓読」の訳出法を分析することで、「欧文直訳的表現」の成立過程を明らかにする。本研究によって、近代日本語成立の一端が明らかになることが期待される。
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研究実績の概要 |
2023年度はデータベース作成とそれを利用した研究を行った。データベース作成はこれまで作成した電子テキストを整理し、データとしての蓄積を増やしていくことができた。そして、論文「明治期英語教科書の訳本に見られる欧文訓読の訳出法--New National 1st Readerを資料として」(『文芸研究』152号、明治大学文学部)を、その成果とし出すことができた。また、研究に関連する情報収集も積極的に行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
所属が変わったことで、本研究に充てられる時間を確保することが難しかったため、データベース作成が当初の計画範囲まで終了することができなかった。研究計画の延長が認可されたので、次年度の完成を目指して研究を進めていく。
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今後の研究の推進方策 |
データベースをまとめ、それを利用した研究を発信していく。最終年度として積極的な研究推進を図る予定である。
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