研究課題/領域番号 |
19K13235
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
永井 涼子 山口大学, 国際総合科学部, 准教授 (10598759)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 談話 / 医療談話 / カウンセリング / 日本語教育 / 定型性 / 談話分析 / 専門日本語教育 / 定型表現 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、場面や状況がある程度固定されている医療系談話を対象に、談話の持つ定型表現について明らかにする。その上で談話における定型表現とは何かについて考察を行い、専門日本語教育に応用する形について検討する。具体的には、各談話の定型表現をもとに「定型談話」を作成する。そして「定型談話」と実際の談話を比較し、それが専門日本語教育に応用できるのかを検証する。
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研究実績の概要 |
本研究は、「効率的」な専門日本語教育に関する社会的ニーズ、および応募者のこれまで 医療・福祉に関する談話研究の成果から、談話の持つ定型表現(「複数の単語が組み合わさ って、ひとつのまとまった意味や機能を表す表現」レイ[畑佐(訳)]2012)に着目し、3種類の医療系談話を分析・考察する。具体的には定型表現を語彙的特徴のみに限定せず、談話構造や構文など、談話全体を通して分析・考察することで、職業談話のように場面や状況が固定されているジャンルの談話においては「定型談話」のような談話のテンプレートが存在することを示すことを目的としている。また、それにより、専門日本語教育には従来の積み上げ式の日本語教育だけでなく、「定型表現を丸暗記して、それに情報を当てはめる形でコミュニケーションする」ことを教育するというストラテジーも存在することを示唆することを目指すものである。 本年度は研究成果をまとめ、公開に向けた研究活動を行った。具体的には、本課題の研究成果報告書をまとめるための論文執筆を行った。しかし、本課題で扱う全ての談話研究の成果を「医療談話における定型性」という観点から総括し、専門日本語教育への示唆をまとめるまでには至らず、現在執筆途中である。 本年度は本課題で扱う談話の中でもカウンセリングの談話についての分析・考察・論文執筆を行った。カウンセリングの談話分析は対象者が1名の事例研究であるが、カウンセリングを分析するにあたり、「定型表現」というキーワードで特徴を捉えることができるこという方法論に関して主張した論文をまとめた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度は研究成果として論文を執筆し、研究成果報告書を完成させる予定であった。しかしながら、研究代表者の体調不良により、研究活動のペースが遅れ、論文は執筆したものの、研究成果全般をまとめた報告書は完成することができなかった。 次年度はこれまでまとめた各領域における研究論文を「医療談話における定型表現」という観点からまとめ、専門日本語教育への示唆を加えた形で総括としたい。
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今後の研究の推進方策 |
次年度はこれまでまとめた各領域における研究論文を「医療談話における定型表現」という観点からまとめ、総括としたい。また、日本語教育における援用可能性についても模索し、専門日本語教育への示唆を加えた形で報告書としてまとめる予定である。
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