研究課題/領域番号 |
19K13236
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
脇坂 真彩子 九州大学, 留学生センター, 准教授 (90750662)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | Eタンデム / 学習者オートノミー / 学習ログ / 相互学習 / ポートフォリオ / 日本語学習 / ドイツ語学習 / 学習者同士の学び合い / 学習者ポートフォリオ / タンデム学習 / 言語学習アドバイジング / 協働学習 / CEFR / eTandem / CMC |
研究開始時の研究の概要 |
タンデム学習とは異なる母語を話す2人がペアになり、互恵性と学習者オートノミーの原則の下で互いの言語を学び合うという学習形態のことである。近年、タンデム学習の実践・研究はグローバル化の進展による国際人口移動の増加とIT技術の進展を背景に多様化し、様々な国々で広まっている。しかし、現状では学習者が二人だけで学習を進めるのは難しいと言われており、タンデム学習を効果的に行うためには振り返りを促すことが重要とされている。そこで、本研究ではタンデム学習での振り返りを促すためのLog Bookというツールを開発することを目的する。最終的に、開発したLog Bookはホームページ上に公開する予定である。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、異なる言語を話す2人が互恵性と学習者オートノミーの原則に基づいて互いの言語や文化を学び合うタンデム学習の効果を高めるために、Logbookを開発することである。本研究の成果として、日本語・ドイツ語・英語で使用できるタンデム学習のためのLogbookアプリを開発した。また、このLogbookアプリをドイツ-日本でのEタンデムの実践に導入し、それが学習者の学習に対するリフレクションをどのように深めたかを記述した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
タンデム学習は1960年代後半からヨーロッパを中心に実践され、1990年以降のグローバル化の加速とIT技術の進歩によるCMCの日常化を背景に発展し、近年日本を含む様々な国で広がっている。タンデム学習には様々な学習上の効果があることが明らかにされているが、学習者2人が長期間に渡り効果的に学習を進めるためには、適切なサポートシステムの構築が必要である。本研究はその鍵となるリフレクションを促すためのLogbookを開発し、その効果を検証したという点で意義がある。このLogbookの使用により、今後タンデム学習を行う学習者がより効果的に学習を進めることが可能となると思われる。
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