研究課題/領域番号 |
19K13243
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
|
研究機関 | 千葉大学 (2021) 日本大学 (2020) 早稲田大学 (2019) |
研究代表者 |
本間 祥子 千葉大学, 大学院国際学術研究院, 助教 (00823717)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 年少者日本語教育 / 海外子女教育 / 在外教育施設 / 日本人学校 / 補習授業校 / 継承語教育 / シンガポール / 日本語補習授業校 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,海外の日本人学校や補習授業校といった在外教育施設に「通うことができなかった」「通わない選択をした」「通うことをやめてしまった」子どもたちの日本語習得の実態に迫ろうとするものである。在外教育施設という枠からこぼれ落ちた子どもたちとその親は,これまでどのように日本語と向き合ってきたのだろうか。この課題に取り組むために,上記のような子どもたちとその親へのインタビュー調査を行う。そのうえで,子どもたちへの日本語教育とは,今後何をめざし,どのように行われるべきなのかを提案する。
|
研究成果の概要 |
本研究は、在外教育施設に「通うことができなかった」「通うことを選択しなかった」「通うことをやめてしまった」子どもたちの日本語習得の実態を明らかにしたうえで、子どもたちへの日本語教育実践のあり方を提案しようとするものである。そのために、子どもの成長を一番近くで見守ってきた保護者と子ども本人へのインタビューや、教育関係者との意見交流会を実施した。また、具体的な日本語教育実践のデザインに向けて、実際に日本語教室での授業実践をおこなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は、従来の「在外教育施設」という枠組みからでは捉えきれなかった、日本語を学ぶ子どもたちの存在に焦点を当て、その日本語習得の実態に迫った点である。そのような子どもたち(現在は、大学生)や保護者、教育関係者らと意見交流をするなかで、今後どのような日本語教育が必要なのかを一緒に考えることができた。そのうえで母語話者至上主義的な日本語教育のあり方に問題提起し、今後、子どもたちへの日本語教育は、何をめざし、どのようにおこなわれるべきなのかを提案した。
|