研究課題/領域番号 |
19K13262
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 県立広島大学 (2021-2023) 広島大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
草薙 邦広 県立広島大学, 地域創生学部, 准教授 (60782620)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 市民科学 / 経験サンプリング / 数理モデリング / データ分析 / 学習履歴 / 生態学的瞬間評価 / オープンサイエンス / オンライン学習履歴 / 潜在特性モデル / 成長曲線モデル / ベイズ統計 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,外国語教育研究における現在の方法論的主流である実験室ベースの研究(laboratory-based research)に対する代替法のひとつとして,市民科学(citizen science)としての外国語教育研究のあり方を社会に提案することである。この新しい研究形態としての市民科学を実現させるための手立てとして,経験サンプリングと数理モデリングという,ふたつの新技術に着目する。教師による授業内英語使用と学習者の科目内学習状況を,モデル事例として取り上げ,経験サンプリングと数理モデリングがどのように市民科学としての新しい外国語教育研究の方法論的基盤となるかを示す。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,外国語教育研究における現在の方法論的主流である実験室ベースの研究(laboratory-based research)に対する代替法のひとつとして,市民科学(citizen science)としての外国語教育研究のあり方を社会に提案することであった。本研究では,外国語教育研究に対して市民科学を有効に応用するためには,日頃発生する学習者の学習履歴や学習者の生活に関する経験サンプリング法から得られるデータに対して,数理モデリングを応用することが有効であるとの期待の下,英語を学ぶ大学生を対象とした学習履歴,経験サンプリング,そして学習成果に関する数理モデリングの応用事例を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は,この研究形態としての市民科学を実現させるための第一の技術的足がかりとして,経験サンプリングと数理モデリングという,ふたつの新技術の連携に着目した点である。次に,社会的意義は,学習者の科目内学習状況を市民科学のモデルケースとして取り上げ,具体的に経験サンプリングと数理モデリングがどのように有機的に連携し,それがどのように市民科学としての新しい外国語教育研究の礎となるかを示したことである。
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