研究課題/領域番号 |
19K13289
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 筑波大学 (2021-2023) お茶の水女子大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
末森 咲 筑波大学, 人文社会系, 助教 (00837528)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 動機づけ / 教師の動機づけ / 質的研究 / 縦断的研究 / 教師 / 学習者 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、1年間に渡って、英語教師の動機づけがどのように変化するか、教師の動機づけが、授業へどのように反映されているか、縦断的に調査することである。日本の中学校、高校で英語を教える教師を対象に、インタビュー調査、授業観察を実施する。インタビュー調査による詳細な描写から、教師の動機づけが1年間に渡って、どのような状態にあるか、何によって変化するか導き出す。また、授業観察によって、教師の動機づけが、どのように授業へ反映されているか、動機づけと授業の関係を明らかにする。教師、研究者の視点に加え、学習者の視点も含め、研究を実施することで、教師の動機づけに対する理解を深めることを目指す。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、1)日本の中学校、高等学校で教える英語教師の動機づけは1年間に渡ってどのような状態にあるのか、2) 教師の動機づけを変化させる要因としてはどのようなものがあるか、3) インタビューを通して見られる教師の動機づけは、実際に教師が教える英語の授業とどのような関係にあるか明らかにすることである。本研究の5年目では、学会発表、論文執筆に主に取り組んだ。特に教師の理想と現実の差に焦点をおいた。動機づけ理論において、目標を設定することは重要であると示されており、目標を設定することで、動機づけが高まると考えられている。しかし、あまりにも現状と離れた目標を設定している場合、その差から動機づけが減退する様子が見られた。特にカリキュラムや労働環境など、迅速な改善が難しい事柄に関して理想を描いている場合、動機づけが減退するようであった。このような状況を踏まえ、英語教師の場合、どのように目標を適切に描くことが可能か、検討を行った。研究成果は、学会発表にて公表し、また論文執筆にも取り組み、現在投稿中である。引き続き、学会発表、論文執筆に取り組み、研究成果の公開を行っていく。また、今後の研究として、より長期的な研究を行うことで、教師がどのような経験をしているか詳細に見ていくことが重要となる。研究実施に向けて、具体的な研究計画を検討していく。例えば、experience sampling methodを活用し、研究を実施することを検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
学会発表や論文投稿に取り組み、結果の報告を行うことができている。今後も継続して取り組んでいく。
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今後の研究の推進方策 |
言語教育における心理に関する学会が開催されるため、学会にて発表を行う。また、学会を通して様々な研究者と交流し、情報交換を行う。
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