研究課題/領域番号 |
19K13306
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 立教大学 (2020-2021) 法政大学 (2019) |
研究代表者 |
中田 達也 立教大学, 異文化コミュニケーション学部, 准教授 (00758188)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 外国語教育 / 英語教育 / 第二言語習得 / 語彙習得 / 分散効果 / コロケーション / 集中学習 / 分散学習 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、英語におけるコロケーション(連語)知識の習得において、集中学習・分散学習がどのような役割を果たすかを調査することである。これまでの研究では、個別の単語に関しては、集中学習よりも分散学習の方が習得を促進することが示されている。一方で、集中学習・分散学習がコロケーション知識の習得にどのような役割を果たすかは明らかになっていない。本研究を行うことで、効果的な語彙学習法および教材を開発・提案することが可能になる。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、第二言語におけるコロケーション知識の習得において、集中学習・分散学習が果たす役割を調査することであった。集中学習・分散学習がコロケーション知識の習得に与える効果を調べるため、日本語を母語とする高校生を対象とした実験を行った。実験では、参加者が動詞+名詞からなる27のコロケーションを3週間にわたって学習した。実験の結果、既習項目・未習項目のいずれにおいても、分散学習条件が最も高い得点に結び付いたことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの研究では、個別の単語に関しては、集中学習よりも分散学習の方が習得を促進することが示されてきた。一方で、集中学習・分散学習が複数の語から構成されるコロケーション知識の習得にどのような役割を果たすかは明らかになっていなかった。本研究は分散学習がコロケーション知識の習得を促進することを示しており、この結果に基づいて効果的な語彙学習法・指導法を提案することが可能になったという点で、教育的な意義を持つ。また、指導効果が既習項目だけでなく未習項目にも観察されるかを調査したことはこれまでの研究に見られない特徴であり、今後のコロケーション習得研究のさらなる発展を促すことが期待される。
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