研究課題/領域番号 |
19K13313
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 岐阜工業高等専門学校 |
研究代表者 |
佐竹 直喜 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 講師 (70758680)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 英語教育 / 動機向上 / 動機減退 / 授業 / 英語学習、オンライン授業 / 英語学習 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、①英語学習における学習者の動機減退(demotivation)と動機向上の関係モデルの構築、②そのモデルを基に教室授業における英語活動(ライティング、または文法・構文学習等)が動機減退に与える影響とそのプロセスを検討(+どのような指導をすることが動機減退を和らげることになるかも含む)する。 平成31年度~平成32年度中ごろでは、本研究の最初の研究課題として、学習者の動機減退、動機向上と英語学習の関係について、分析に基づきモデル構築を行う。平成32年度中ごろ~平成33年度は、教室授業における英語活動がどのように動機減退に影響を与えるかとそのプロセスを検討する。
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研究成果の概要 |
目的は大きく分けて2つであり、①英語学習における学習者の動機減退(demotivation)と動機向上の関係モデルの構築と②教室授業における英語活動とモチベーション変化のプロセスの検討である。以下の3点を中心に検証を行うこととした。 I 動機状態に与える影響力について、内発的動機向上要因と学習内容による動機減退要因、外発的動機向上要因と学習環境による動機減退要因の影響について検証した。II 高校生との比較(中学入学後からの動機づけの変化)などを含めて高専生の動機づけの特徴についても検討し、III 中学校時・高専時それぞれの授業中における動機づけについて検証を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はまず、効果的な英語授業を目指すことに大いに貢献するものといえる。それぞれの時間帯における学習者のモチベーションについては検討すべき重要なファクターであること、そして教師の行動も学習者の動機づけ変化プロセスに確実に起因していることなどが本研究の発見であった。高専に入ってきてからやる気が上がったという参加者も多数いたことから、興味を喚起できるような授業内容の工夫、理解を施す丁寧な説明、目標を認識させることなども大いにモチベーション低下を防ぐものになるということも分かった。特に、新型コロナウイルス感染症の影響による授業の特徴というものも今後の英語授業のあり方を考える上で欠かせない。
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