研究課題/領域番号 |
19K13315
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分03010:史学一般関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
Biontino Juljan 千葉大学, 大学院国際学術研究院, 助教 (90781162)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 宇都宮徳間 / 宇都宮徳馬 / Alexander Slawik / ビーン学派 / プロパガンダ理論 / イメージの造出 / 歴史総合 / 宇都宮太郎 / 朝鮮観 / 日本観 / 他者化 / 古新聞 / 古雑誌 / 日韓相互認識 / ヨーロッパにおける日韓相互認識 / 他者の創造 / プロパガンダ性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究を進める際には以下のリサーチ・クエスチョンを中心に議論を進めたい。1)他者のイメージ創出が相互にその自己理解と自己主張にどのように機能するのか?このことに答えるには、近代日本と植民地朝鮮の新聞・雑誌などの分析をはじめ、必要に応じて当時の研究成果なども検討し、 西欧諸国の経験と比較し、日韓両国間の多様な歴史的経験(植民地化、同化、抵抗、戦争、 解放など)を通じた相互理解の断絶と持続性を明らかにする必要がある。2)他者化の過程で創出されたイメージが複数の議論の中でいかに変化し、そのイメージがどのように一人歩きしていくのかを明らする必要がある。
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研究実績の概要 |
日本、韓国と欧米歴史人物の総合意識について研究し、朝鮮半島は西洋と日本に近代から現代までどう創出され、どのように韓国(朝鮮半島)に受け取られたか、それに伴い韓国(朝鮮半島)で日本像・欧米像がどう変化し、どいうイメージが創出されたかについて把握してきた。 現代にいたり、イメージの創出には歴史教育も大きな役割を果たすことを「歴史総合」の導入で確認できた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍の長引きに伴い当該分野の学会が開催されなかったり、海外での資料収集・調べはできなかったところは多買った上で、コロナ禍に伴う家庭への影響と大学業務が増えたためやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
これからも歴史人物の朝鮮像・日本像について把握していき、イメージの衝突についてもっと深く把握していきたい。イメージ像出はいかに歴史教育を影響し、歴史教育はいかにイメージ像出に役割しているかについてもさらに把握する必要がある。
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