研究課題/領域番号 |
19K13371
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
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研究機関 | 学習院大学 |
研究代表者 |
植田 喜兵成智 学習院大学, 付置研究所, 研究員 (50804407)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 東アジア / 金石文 / 墓誌 / 朝鮮 / 中国 / 新羅 / 唐 / 古代 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、7・8世紀にかけて朝鮮および中国の両地域で活動した人物の墓誌を分析することで、古代東アジアにおける両国間の人的交流の実態を追究することである。 当時、朝鮮半島と中国大陸において人の移動が多数発生していた。彼らの実態は史料の欠如からこれまでほとんど不明であったが、近年、墓誌といわれる、故人の業績を記した碑文が発見されて、その実像を追究できるようになった。 そこで本研究は、主に墓誌を駆使することで、新羅・唐間における人的交流の実態を解明する。これによって、古代における朝鮮と中国の関係を東アジアの観点から歴史的に評価できると期待される。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、7~8世紀にかけて朝鮮および中国の両領域で活動した人物の墓誌史料を主に駆使して、当時の東アジアにおける両国間の人的交流の実態を追究することであった。当時の激変する新羅・唐関係のなかで朝鮮半島と中国大陸において人の移動が多数発生した。そこで、彼らに関する墓誌などの出土史料を駆使しつつ、新羅・唐間における人的交流の実態を解明することで、両国関係を東アジアの歴史上どのように把握すべきかを提示できると考えたものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の一国史的な観点からみたとき、百済・高句麗遺民や往来唐人、および熊津都督府、安東都護府は、朝鮮史研究において周縁的なテーマであった。逆にこれらを主題に置いて研究することで、新たな世界視野の歴史像を提供する点に学術的意義ある。また、本研究の成果は、現在にも影響を及ぼしている東アジアにおける朝鮮半島と中国大陸との関係を考えるうえで重要な知見を提供するものであり、その点に社会的意義があると考えられる。
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