研究課題/領域番号 |
19K13581
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分05070:新領域法学関連
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研究機関 | 金城学院大学 (2021-2022) 早稲田大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
末宗 達行 金城学院大学, 生活環境学部, 講師 (80822254)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | Passing off / 不正競争防止法 / デザイン / パッシング・オフ / 形態 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、非類似の物品に対する形態の顧客吸引力の冒用を規制する手段としての、不正競争防止法2条1項1号による商品形態の保護の可能性を明らかにすることを目的とする。 アメリカ法Lanham法43条a項、及びイギリス不法行為類型Passing offのもとでの非類似の物品に対する形態保護との比較法的見地から、不正競争防止法2条1項1号のもと、非類似の物品に対する形態をどのように保護すべきか、及びその保護の根拠・存在意義を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究は、非類似の物品に対する形態の顧客吸引力の冒用を規制する手段としての、不正競争防止法2条1項1号による商品形態の保護の可能性を明らかにすることを目的とした。イギリスにおけるデザイン保護法制の全体状況を把握したうえで、特にコモン・ロー上の不法行為であるパッシングオフによる商品形態保護を中心に、日本の不正競争防止法2条1項1号との比較検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
不正競争防止法2条1項1号による商品形態の保護においては、機能的特徴をどのように扱うべきかが問題となるが、その前提として、その形態が同一の商品に係るものであるがゆえに機能的特徴の扱いが問題となるものと考えられる。非類似の物品に対する形態に対する保護を検討することを通じて、不正競争防止法2条1項1号のもとでの保護における機能的特徴の扱いに関する議論への示唆を得ることが学術上の意義といいうる。
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