研究課題/領域番号 |
19K13618
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分06020:国際関係論関連
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研究機関 | 広島市立大学 (2021) 筑波大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
秦野 貴光 広島市立大学, 国際学部, 講師 (20824353)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 平和維持活動 / PKO / 国際連合 / 地域機構 / 地域紛争 / 国際機構間関係 / 紛争解決 / 国際機構 / 国際紛争 / 紛争の平和的解決 / 安全保障 / ウクライナ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、紛争の「政治的解決」に対して国連平和維持活動(PKO)が積極的な役割を果たすための条件を解明する。紛争の「政治的解決」とは何を意味するかを定義した上で、冷戦終焉以降の国連PKOの事例の比較を行い、国連PKOの活動が紛争の政治的解決に結び付くための条件を、(1)国連PKOの任務・権限・資源、(2)紛争の性質、そして(3)紛争に関わっている政治的アクターの種類と相互関係の三点に着眼して解明する。
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研究成果の概要 |
本研究では平和維持活動(PKO)が紛争の政治的解決に対して積極的な役割を果たすための条件について、特にPKOに携わる多国間機構間の関係に着目しながら調査・分析を行った。アフリカや東欧などの地域におけるPKOの事例分析を通じて、国際機構と地域機構との間、及び地域機構間に十分な相互理解と協力関係が存在することが、PKOが紛争の政治的解決において積極的な役割を果たすための条件として重要であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の研究はPKOの実効性を主にPKOの任務・権限・予算などの観点から分析してきたが、本研究はPKOに携わる政治的アクター、特に国連や地域機構などの多国間機構の役割とそれらの相互関係に着目しながら紛争の政治的解決プロセスにおけるPKOの役割とその実効性についての分析を行っている点に学術的意義がある。また、本研究の成果は、地域の安全保障に関わる諸問題に対して国連や地域機構がどのように対処すべきかを考えるための示唆を与えるものである。
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