研究課題/領域番号 |
19K13738
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07060:金融およびファイナンス関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
蔡 暁静 岡山大学, 社会文化科学学域, 准教授 (90822908)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | MIDAS / CoVaR / Wavelet analysis / Quantile regression / Macroeconomic shocks / Wavelet Analysis / Risk spillover / MIDAS-CoVaR |
研究開始時の研究の概要 |
The outline of this research is that we propose a MIDAS-CoVaR-QR model to analyze whether risk spillover from international financial markets can forecast the domestic macroeconomic shocks. This research can provide the meaningful information to both investors and policymakers.
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研究成果の概要 |
本論文では、世界金融市場からのリスク・スピルオーバーが中国の実体経済活動にどの影響を与えるかを調査する。異なる頻度のデータを組み合わせたMIDAS-CoVaR-QR(Mixed Data Sampling-Conditional Value at Risk-Quantile Regression)アプローチで、外部市場から国内マクロ経済へのリスク波及の可能性を分析する。結論として、リスク・スピルオーバーが中国国内の経済ショックが予測でき、予測力は時間スケールが大きくなるにつれて高まるという証拠を提示した。また、外部市場からのリスク・スピルオーバーがマクロ経済に強い負の影響を与えることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本論文の実証結果は、投資家と政策立案者の双方にとってガイドラインとなり得るものである。リスク波及がマクロ経済の結果を予測し、その能力は時間スケールが大きくなるほど高まるという実証結果によって、グローバルな金融市場におけるリスク波及を、異なる時間スケールで財政・金融政策を策定・調整する際の重要な要因として考えることは有益であると考えられる。さらに、ローターテールリスクの波及がマクロ経済に強い負の影響を与えることによって、政策立案者や政府がリスク波及の悪影響を抑制するために、包括的な是正政策を立案し実施する必要があることを示唆している。
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