研究課題/領域番号 |
19K13768
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
カン ビョンウ 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 准教授 (70735365)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 知識創造メカニズム / 特許ライセンス / 標準化 / 標準必須特許 |
研究開始時の研究の概要 |
企業のオープンイノベーションへの取り組みを進めるうえで、技術市場の確立は重要な問題である。本研究は、技術市場の一例として特許市場に注目し、特許ライセンスの戦略の実証研究を通じ、技術経営の観点から企業の知的財産権ライセンス戦略及び技術市場のメカニズム(自社技術を外部に公開、または外部技術を自社に取り入れ、等)を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究では特許ライセンス戦略に関する研究から始まった。既存の研究のレビューと実務者からの助言を基に、特許群レベルでの特許群の比較分析を行った。分析の過程でライセンスされる特許群の類似度が高いことが分かった。 特許制度上、特許は新しい発明に対して付与される独占権であるが、類似性の高い特許が存在するということは奇妙なことである。特許制度が正しく機能していないのか、あるいは人間本来の知的創造メカニズムに問題があるか、さらなる解明の必要性が生じた。当初提案した通りの研究課題にはならなかったが、新しい発見がある研究課題になった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当初提案した特許ライセンス戦略に関する新たな発見はなかった。しかし、分析の過程で類似性の高い特許の存在を発見した。この発見は社会的には特許制度の運営に関して、又は学術的には知識創造メカニズム解明に関して、今後さらなる研究の必要性を示している。
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