研究課題/領域番号 |
19K13786
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 椙山女学園大学 |
研究代表者 |
砂口 文兵 椙山女学園大学, 現代マネジメント学部, 講師 (70827328)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 多様性 / 知識共有行動 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、日本企業において、従業員の多様性(diversity)がいかに彼らの知識共有行動に関係するかを検討するものである。その目的に関して、本研究が持つ学術的独自性は、従業員の知識共有行動に影響を及ぼす多様性について、議論される多様性の射程を拡張する点にある。さらに、本研究が実務に及ぼしうるインパクトとしては、日本企業における多様性の活用とマネジメントに関して、日本企業が行う施策の有効性を議論する基盤を提供することが考えられる。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、職場における人々の多様性(ダイバーシティ)と人々の間で生じる知識を共有する行動(以下、知識共有行動)の関係を、理論とデータをもとに考察することであった。この目的に関して、上司と職場メンバーの多様性との関係に着目した研究を行うとともに、男女という性別に注目した研究などを行った。それらの研究に関しては、学会での報告だけでなく、学術的成果を公に発信できる媒体に掲載するなどの成果をあげた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、多様性(ダイバーシティ)と知識共有行動の関係について、その関係性をより詳しく見ていく(すなわち、その関係性を精緻に検討する)ことにある。特に、両者の関係を詳しく論じる際には、理論だけではなく、データを用いた検討も行った。他方、本研究の社会的意義については、職場における多様性が持ちうるポジティブな影響をいかにして発揮させることができるのか、という疑問への1つの回答を示すことにある。つまり、職場における人々の多様性がどう知識共有に作用するかを考える一つの糸口を示したことが社会的意義である。
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