• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

従業員の時間展望と意思決定に関する探索的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K13787
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分07080:経営学関連
研究機関鈴鹿大学 (2021-2022)
東海学園大学 (2019-2020)

研究代表者

余合 琴絵 (小西琴絵)  鈴鹿大学, 国際地域学部, 講師 (30781489)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード時間的展望 / キャリア / 意思決定 / ライフイベント / 時間(的)展望 / 内省 / 時間展望 / キャリアの主体性 / キャリアデザイン / 人材マネジメント
研究開始時の研究の概要

企業は,未来に対して見通しを持っている従業員ほど創造的で挑戦的な仕事を遂行すると考えている。しかし実際の若手従業員は,将来に希望を抱きにくくなっている。企業は,この様なギャップを埋めながら全体的に管理しなければならない。この時,従業員の態度や意思決定の違いの背景に時間の感じ方があることが分かれば,これまでと異なる視点でマネジメントが可能になる。
そこで本研究では,個人の持つ時間軸の違い(=時間展望)と,組織内における意思決定との関係性について理論的・実証的に明らかにしていく。

研究成果の概要

本研究の目的は,多様化が進む人材のマネジメントや従業員のメンタルヘルス対策などとしての新しい提案を行うために,個人が感じる時間認識(=時間的展望)に着目し,個人の持つ時間的展望の違いと,彼らの組織内における行動(態度)や意思決定との関係性について理論的・実証的に明らかにしていくことである。
研究の結果,複雑なライフイベント(例えば就職活動や出産・育児の経験など)に遭遇した際の行動が個人の時間展望の違いによって異なっていたり,ライフイベントを通じて成人の時間的展望が変化(発達)したりすることが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

経営学において個人がどの様に時間を認識しているかについては,経営上の意思決定とは関連性が薄く,個人にとっては重要であったとしても,職業上の進路決定や仕事行動との規定要因として考慮されてこなかった。しかし,本研究を通じて従業員の持つ時間展望の違いが,彼らの意思決定や行動に影響を及ぼすことが示された。そのため今後さらに多様化が進む人材のマネジメントや従業員のメンタルヘルス対策として従来とは異なる視点から提案が可能となり,企業社会全体に対する実践的貢献を果たす可能性が高いといえよう。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 変化する時間的展望に関する一考察 ー出産・育児の経験に着目してー2022

    • 著者名/発表者名
      小西琴絵
    • 学会等名
      立命館大学大学院人間科学研究科研究発表会 2022年7月
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] インターンシップ経験と時間的展望の違いに関する考察2022

    • 著者名/発表者名
      小西琴絵
    • 学会等名
      立命館大学大学院人間科学研究科研究発表会 2022年12月
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 就職活動経験に着目した日本人大学生と外国人大学生の時間的展望意識‐ZTPI(Zimbardo Time Perspective Inventory)を用いた国際比較研究‐2022

    • 著者名/発表者名
      小西 琴絵(鈴鹿大学) Hoang Mai Huong(ハノイ貿易大学) 鈴木 智之(名古屋大学)
    • 学会等名
      日本労務学会中部部会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi