研究課題/領域番号 |
19K13813
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 茨城大学 (2020-2022) 早稲田大学 (2019) |
研究代表者 |
大沼 沙樹 茨城大学, 人文社会科学部, 講師 (50800918)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ICT / 情報共有 / 認知的負荷 / 集団規範 / エンタープライズ・ソーシャル・メディア / メンバー行動の組織化 / バーチャル環境 / リーダー |
研究開始時の研究の概要 |
情報技術の進展によって、企業・組織内で行われる情報共有はバーチャル世界に移行しており、物理的な情報共有と比べ飛躍的に増えている。バーチャル世界では人間の行動した履歴が残り、今まで見えなかった細やかな人の行動の変化がわかる。ひいては、組織全体での人やチームの動きも見えてくる。そこで、バーチャル世界においてどのような行動を取れば円滑な情報共有ができるのか、リーダーの行動に焦点を当てて、具体的な行動指標をログデータから探る。
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研究成果の概要 |
本研究は、バーチャル世界における円滑な情報共有を促すために、いかにメンバーの行動を有機的に結合させていくかを探った。ICTを介した情報共有は、アクセスの容易さからくる情報量の多さや意思疎通の難しさによって、メンバーに認知的な負荷を与える。それゆえ、個々のメンバーの行動を制御する必要があり、ICTを介した情報共有でも集団としての維持機能である規範が不可欠である点が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ICTを介した情報共有において、他のメンバーに対する意図した内容の的確な伝達が重要である。互いにやり取りする情報の内容理解を促進することで、個々の情報処理にかかる認知的負荷の軽減が可能になる。将来にわたって多様な働き方が推奨されると、ICT上での円滑な協働の実現は避けて通れない課題であるために、組織内でいかに認知的負荷を緩和するかが重要である。
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