研究課題/領域番号 |
19K13817
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
森谷 周一 関西学院大学, 商学部, 准教授 (30802037)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ミドルマネージャー / 逸脱的活動 / 戦略的役割 / 管理職 / ミドルマネジメント / 人的資源管理の運用 / 関係性の調整 / 日常的活動 / 役割葛藤 / 逸脱的行動 / 役割ストレス / 役割負担 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究はミドルマネジメントの戦略への関与を、逸脱的行動に焦点を当て検討する。実験的活動や代替案の提案などといった逸脱的行動によって、ミドルマネジメントがどのように戦略的変革を主導しているのか、また、それを実現するための条件はどのような要因であるのか、といった問いに取り組むことで、ミドルマネジメント固有の戦略的役割の内実と、それによる貢献を解明する。
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研究成果の概要 |
本研究では、現代の多くの日本企業が抱える、ミドルマネージャー(中間管理職)を中心とした組織の活性化や新規事業の創出等の成否を分ける要因を探索することに主眼を置き、当該マネージャーが日常的に抱える業務をこなす中で、どのようにして長期的かつ創造的な視点で職務に従事できるのかを検討した。その結果、逸脱的活動と呼ばれる、ミドルマネージャーが自発的かつ創造的に新たなアイデアを提唱するような活動に従事するための鍵は、ルーティンとなっている日常的な活動を、いかにアイデア創出や上層部への提案と関連付けられるのか、というような「役割間の関係に対する意味づけ」こそが重要であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
既存の経営戦略論におけるミドルマネージャーの役割に関する研究は、逸脱的活動がどのように実践されるのかについて、他の役割との関係を軽視する中で検討が進められてきた。本研究では、ミドルマネージャーが多様な職務に従事することを前提として、より精緻なミドルマネージャーが逸脱的活動に従事するための理論構築およびその実証に成功した。
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