研究課題/領域番号 |
19K13831
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 東京福祉大学 (2021-2023) 専修大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
孫 維維 東京福祉大学, 社会福祉学部, 講師 (30825279)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 消費者購買行動 / マーケティング / 小売業 / 決済方法 / キャッシュレス / カスタマージャーニ / ビジネスエコシステム / 消費者行動 / 中国 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は中国のビジネス・エコシステムに焦点を当て、エコシステムを形成する過程において消費者行動の特徴と選択に着目する。情報通信技術の進展に伴ってインターネットがすでに日常生活の一部になっている。こうした背景には生活シーンやビジネスネットワークはインターネット上に移り、エコシステムという新しい生態圏が形成してきている。この過程においていくつかの企業がエコシステムの形成をけん引して、きわめて重要な役割を果たしている。本研究は中国小売市場2大エコシステムのプラットフォーム・リーダーであるアリババとテンセントを研究対象にして消費者のエコシステムに関与する際の選択と決定要因を明らかにしようとする。
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研究成果の概要 |
本研究は中国の消費者の購買行動に焦点を当て、特に購買プロセスにおいてキャッシュレス決済サービスが推進されている中、さまざまな生活場面における決済手段の選択と棲み分けに焦点を当てた。調査では、定量分析を使用して6都市でオンライン調査を実施し、データの集計分析を実施した。その結果、都市化の進展により、支払いの地域差はほとんどなくなり、消費者は買い物の際に特定の支払い方法を選択するようになった。これは、決済ツールを提供する企業の戦略的展開にも関連するが、消費者の買い物価値にも関わっていることが確認された。さらに消費者は決済方法によって現実重視、利益重視、効率重視、無関心の4つのグループに分けられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、市場環境は急速に変化しており、消費者の購買行動の実態を調査することで、ライフスタイルや買い物行動、決済方法の変化を把握することが可能になった。決済方法に影響を与える要因を解明することで、消費者購買行動の特徴を把握することができた。日本企業が海外に進出し、異なる消費文化を理解する際にも役立つと考えられる。各国の市場環境には大きな違いがあり、日本と中国は隣国であり、文化的な共通性も高いと言えるため、本研究で得られた示唆が参考になれば幸いです。
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