研究課題/領域番号 |
19K13844
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 東京理科大学 (2022) 徳山大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
井出野 尚 東京理科大学, 経営学部経営学科, 教授 (40805628)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 多属性意思決定 / 消費者行動 / 情報モニタリング法 / 意思決定方略 / 提示様式 / 情報提示様式 / 意思決定スタイル |
研究開始時の研究の概要 |
今日の情報環境を鑑みると、多くの商品情報が容易に入手できるだけでなく、リコメンド機能などを通し、商品情報との受動的な接触が増加している。呈示される情報によっては、衝動買いなどの本人の意図しない購買が促進される可能性が存在する。このような環境下では、情報の呈示様式や、情報の取捨選択が重要な課題となる。本研究では、多属性情報の呈示様式と意思決定過程の関連を検討し、消費者の意思決定支援に向けた呈示様式の提案を目的とする。情報モニタリング法を用いた行動実験と、コンジョイント分析、そしてシミュレーションといった3つの方法を統合し、消費者の意思決定支援に向けた情報呈示様式の提案を行う。
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研究成果の概要 |
本研究は、多属性情報の呈示様式と意思決定過程の関連を検討し、消費者の意思決定支援に向けた呈示様式の提案を目的とする。そこで、本研究では、1)意思決定過程の検討に情報モニタリング法を応用した実験手法と、解析方法を開発し、両者を統合させたプラットフォームを作成した。このプラットフォームを用いた実験結果から、多属性情報の属性値の表現による意思決定過程の影響と、多属性情報を示した表のレイアウトが意思決定のしやすさに影響を与えることを発表した。また、意思決定過程の情報探索に関するデータをもとに、深層学習を用いて意思決定の方略の定式化を図った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの意思決定研究では、選択の状況依存的な側面が強調されてきた一方、情報の呈示様式と意思決定との関連の検討はあまり進んでいない。今日の情報環境の進展を受け、さまざまな情報提示様式がe-コマースなどでは見られているが、どのような呈示様式が特定の意思決定方略と結びついているかを検討する枠組み、そして検討が進展していない。そこで、本研究では、図的表現を取り入れた多属性情報の呈示方法を開発して実験を行い、シミュレーションや深層学習を用いた意思決定方略を推定するという研究枠組みを開発した。
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