研究課題/領域番号 |
19K13864
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07100:会計学関連
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研究機関 | 立正大学 |
研究代表者 |
近藤 大輔 立正大学, 経営学部, 准教授 (30712533)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | インタビュー調査 / MCS / 原価企画 / 組織構造 / 予算管理 / サービス業 |
研究開始時の研究の概要 |
人的作業が主となるサービス業は,製造業とは異なる組織構造が適する可能性が高く,費用構造も製造業とは異なり,予算管理の仕組みもカスタイマイズが必要となる可能性がある。本研究では,これまで研究蓄積が不十分であったサービス業の組織構造,予算管理などに着目して原価企画を考察する。 そのために,サービス業における原価企画活動を円滑に実施するためのマネジメントコントロールシステム(MCS)の要件を明らかにする。
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研究成果の概要 |
コマニー株式会社の調査を行った。具体的には社長インタビューに加え,サービス担当社員へのインタビューを行った。メーカーもモノとして製品だけでなくサービスも付加して競合企業と差別化するサービタイゼーションを実施している。そのほか鉄道模型を製造販売する関水金属株式会社からもサービス業の原価企画に役立つデータが得られており,論文を執筆してメルコ管理会計研究に投稿した最後に株式会社・ヤングドライのインタビュー調査を実施しており,サービス業の原価企画に関するデータが入手できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
メーカーの行うサービスに着目して調査データを収集した論文で,査読者からは「サービタイゼーション(製造業のサービス化)の論点と原価企画を融合し,事例研究を行った論文で,興味深く読ませていただきました。サービタイゼーションと原価企画を融合した視点で書かれた論文は,現状ではほとんど存在しないと思いますので,当該視点で説得力のある内容で示されれば学会にとってたいへん有意義な研究になると思います。」という評価をもらった。データ蓄積が不足している研究領域に貢献できたと考える。
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