研究課題/領域番号 |
19K13883
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
芦田 裕介 神奈川大学, 人間科学部, 准教授 (30771951)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 社会的実践理論 / 村落研究 / インフラ研究 / 集合体 / テクノロジーシステム / 居住環境 / 農林業 / 地域交通 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、過疎問題を抱える農山村の居住環境をめぐるテクノロジーと人の関係に注目し、地域住民が生産活動や社会生活を維持するための「テクノロジーシステム」(テクノロジーと人の適切な関係と利用の仕組み)のあり方を明らかにし、持続可能な居住環境の構築に向けた方向性を示すことを目指す。とくに、埼玉県と宮崎県の農山村地域を調査対象とした研究から、(1)地域住民が生産活動を継続できる「農林業のテクノロジーシステム」のあり方、(2)地域住民が社会生活を維持できる「地域交通のテクノロジーシステム」のあり方を明らかにし、それらの考察を踏まえて方向性を示すことを試みる。
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研究実績の概要 |
今年度もCOVID-19の影響などにより、フィールドワークによる調査が行えなかったため、引き続き収集可能な文献や文書資料を用いた研究をおこなった。 第1に、日本の地域社会に関する研究(主に農村社会学や地域社会学)に関する文献の検討を通じて、農山村の地域活性化をめぐる議論の問題点を整理した。 第2に、フィールドワークを予定していた農山村地域における、交通や農林業に関連する統計や文献資料などのデータを収集・整理し、その歴史的変遷や問題点を整理した。 第3に、国内外の人文・社会科学分野における科学技術社会論や消費社会論の研究を参照し、持続可能な農山村の居住環境の構築に関わる理論的な枠組みについて検討した。とくに持続可能な消費の観点から人々のライフスタイルについて分析する、「社会的実践理論」は、農山村における住民の日常生活におけるテクノロジーをめぐる実践を考えるために示唆的である。社会的実践理論を応用することで、現状での住民の実践における問題点を把握したうえで、持続可能な居住環境の構築に向けて必要なライフスタイルのあり方について考察することが可能になる。 これらの研究成果の一部は、書籍としてまとめて出版した。また次年度に学会発表や論文という形で発表する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
Covid-19の影響により、予定していたフィールドワークが実施できなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
できる限りフィールドワークによる現地調査を実施してデータ収集をおこない、これまでの文献や文書資料を整理したデータを合わせて、研究成果をまとめていく。
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