研究課題/領域番号 |
19K13885
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 愛知県立芸術大学 |
研究代表者 |
中根 多惠 愛知県立芸術大学, 音楽学部, 准教授 (10774515)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 芸術労働 / 社会運動 / 音楽家 / 個人加盟ユニオン / 労働組合 / コロナ禍の労働問題 / フリーランス / 労働問題 / 芸術家 / 労働運動 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、孤立しがちな労働者がアクターとなる集合行為が、社会変革をもたらすまでのプロセスとその社会的力学を、社会運動論および労働社会学の視点から解明することである。具体的には、社会から孤立しがちな芸術労働者たちに着目し、彼らの個人加盟ユニオンが展開するグローバルな社会運動が社会的成果をもたらすまでのプロセスを説明する。
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研究実績の概要 |
本年度は育児休業期間のため、本研究は一時中断中ではあるが、休業前に取得したデータの解析を進めた。具体的には、「なぜ組織基盤が弱いにもかかわらず、音楽家ユニオンは運動を展開できるのか」に向けた解析を進め、「演奏行為は労働なのか」あるいは「音楽家は労働者なのか」について、社会と音楽家たちの認識のあいだに生じる齟齬やそれによるジレンマに着目し、彼らが芸術性と労働性の間にある「労働的なもの」をどのようにとらえようとしているのかを明らかにした。この研究成果は、2022年に出版された 『消費と労働の文化社会学』(ナカニシヤ出版)に掲載された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
育児休業期間中で本研究を一時中断しているため。
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今後の研究の推進方策 |
研究の再開後は、ポストコロナ時代の文脈をふまえた分析を追加する。
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