研究課題/領域番号 |
19K13898
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 関西国際大学 (2020-2022) 神戸山手大学 (2019) |
研究代表者 |
永井 純一 関西国際大学, 現代社会学部, 准教授 (90552828)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 音楽フェスティバル / ライブ / 祝祭 / 地域振興 / 関係人口 / 交流人口 / ポピュラー音楽 / 経済効果 / 地域 / フェスティバル / 音楽 / 芸術文化振興 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、「文化芸術の祝祭化」は社会にどのような影響を与えているのかという関心のもと、音楽フェスティバルと地域社会の関係を明らかにすることを目的とした定性調査による課題探索的な研究である。 その目的は主催者と参加者をはじめ、音楽産業、行政、メディアなど多様なアクターへのインタビュー調査を通じて、文化芸術の祝祭化がもたらす地域振興の課題と、そこでの音楽フェスの独自性を浮き彫りにすることである。
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研究成果の概要 |
本研究は「芸術文化の祝祭化」という観点から音楽フェスティバルの地域社会における役割や存在意義を、主催者、関係者ならびに地域住民へのインタビュー調査によって明らかにすることを目的として実施された。質的調査と量的調査の結果として、研究期間中に学会報告5本、論文4本を発表した。他の芸術文化とは異なる、民間の取り組みとして行われるポピュラー音楽の祝祭ならでは課題を浮き彫りにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究期間中に新型インフルエンザのパンデミックが起こったことは、本研究の対象である音楽フェスの開催そのものを揺るがす大きな出来事であった。研究開始当初は「音楽フェスは地域振興に関して期待されつつも、地域社会との相互理解が及ばず、十分なポテンシャルを発揮できていないのではないか」という見立てのもと研究を開始したが、コロナ禍においてのバッシングはある意味でこの仮説を裏付けるものであった。しかし、そのことで却って社会的関心が高まった側面もある。その結果、研究会や学会での報告や、マスメディア等でのエビデンスに基づく情報発信の機会を多く得ることができ、研究成果のアウトプットを通じた社会貢献できたといえる。
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